Diet(ダイエット)をやめて、LIFEet (ライフエット)に変える

ダイエットってそもそも正しくは食習慣、食生活という意味なんだけれど、日本ではダイエット=痩せるための食事制限や運動、我慢、ツライ!みたいなイメージ。

仕事柄、ダイエット情報も散々取り扱ってきたけど、究極のところ、一瞬少し痩せてもリバウンドしたり、続かないんですよね。特に流行りのダイエットとかは。

で、ダイエットって、一定期間ガー!っと気合入れて頑張るものじゃなくて、続けないと意味ないんだよなぁ、とずっとずっと思っていて、というより、一生続けるぐらいのスタンスじゃないとキープって難しいよね、と。

結局太る原因は、やはり「生活習慣」だから。

一瞬気合入れて頑張っても、痩せたから、もう終わり、ということにはならない。もちろん、それでうまくキープしている人もいると思いますが、それでもキープ期間も完全に元の生活ではなくて、ゆる〜く何かしらを続けているはず。

え、ダイエットって一生続けなくちゃいけないの? って思うと、美味しいスイーツもお酒も、フレンチのフルコースも、お菓子も、夜中のラーメンも、休日のエンドレスなゴロゴロも、一生ダメなんですか?と。

そんなのツラすぎ。。。。無理すぎ。。。ですよね。

じゃあさ、自分にとって、一生続けられるってどんなことよ?

と。 一度とことん自分で考えてみるんですよ。

要するに、今の自分の生活の中で、あまりにも違和感のあるものだと、難しい。

もちろん、元々の不摂生が激しい場合は、そこから1つも違和感なく、、、だと何も変わらないので、変化は必要なんだけど。

その変化は、少〜しずつでいい。急激な変化ではなく、あまり違和感のないレベルの変化。
習慣化のMY師匠、古川武士さん曰く、ベビーステップ

例えば、私の場合、痩せる前(産後の激太り期間)はざっくりいうと、
夕食のあとのお菓子が定番。
座りっぱなしの業務が多くて、ほとんど動かない、運動ももちろんしない。
カラダは万年ガッチガチで、マッサージ屋では「これまでのお客さんの中でも3本の指に入るくらい凝ってますね〜」と言われること多々。
みたいな感じでした。

そこで、よし!ダイエット始めるぞ!とかなり気合を入れすぎると、
いきなり、次の日からランニングを始めたり、夕食を置き換えダイエット食にしたり……。
何もしてないグータラ生活のマイナス(ー)から、いきなり違和感MAXなプラス(+)モードな生活にすると、2週間もしないうちに疲弊してモチベーション急降下、で、ギブアップ。

習慣にしたい何かを始めるときは、本当に小さな変化(ベビーステップ)からがいい。私の場合は、いきなり運動すると体を壊しそうだったので、まずは、床にヨガマットを敷きっぱなしにし(←行動するまでのハードルを下げる)

とりあえず、ヨガマットに座る

が最初のベビーステップでした。

座るだけで良し、とする。

でも、あぐらをかいて座ると、左右にユラユラしたくなって、そこからなんとなく気持ちいいので、ストレッチしたくなる。ぐらいの感じ。

今回のダイエットで気づいたことは、

まず最初の段階では、

マイナス(ー)からゼロ(0)地点に戻す、その意識だけでいい。

プラスまで持ってく必要ない、と。

ここでいう目標(ゴール)のゼロ地点は、適度に食べて、適度に体を動かす、という至って普通の状態。
本当に究極言うとそれだけで、勝手に痩せていく。
生活をゼロ地点に戻すだけで、勝手に無駄な脂肪は落ちていく。

10kg以上痩せたい人、3kgだけ痩せたい人、年齢、生活習慣、
諸々、人によって状況は違うので、細かい調整はあるんですけど、
とりあえず、一般的と言われる体重より結構オーバーしている場合は、
まず、ゼロ地点に戻す、その意識だけで、十分じゃないかと。

もちろん、不摂生なマイナス生活へ引き戻す、数々の誘惑やストレスにどう対処するか、どうやって適度に運動をするか、どういう食事がいいのか?
それはまた別の話なんですが、とにかくまず最初のポイントとしては、

よーし、ダイエットするぞ!と気合は入れなくていい。
むしろ気合入れれば入れるほど、挫折する、という皮肉(泣)
目標体重も、一回、隅に置いといて、忘れていい。
(起きてトイレ行ったあとの毎朝の体重チェックはやるけど、淡々とチェック)

体にも心にも、至って普通な状態のゼロ地点に戻そう。

それだけでいい。

だからもう、ダイエット=ツライ がセットなイメージになっているので、
ダイエットって言うの、やめたらどうかと(笑)

なんかいいネーミングがすぐに思い浮かばないんだけど、
痩せるための、、ではなくて、生活、ライフスタイルをゼロ地点に戻す作業、
普通の生活しましょうよ、という。

でも、「普通」だとあまりワクワクしないね。どうしようか。

ゼロ地点への道筋は、体が本来「心地いい〜」「気持ちいい〜」と思うことを探す、その状態にもっていく、そういう意識。

とりいそぎの名前は、「生活」を変えていく、という意味で、LIFEet(ライフエット)にしておこうかな(笑)

Diet (ダイエット)じゃなくて、
心地いい〜 LIFEet(ライフエット)、続けてます。みたいな(^ 0 ^)

で、なぜ、この一見なんでもなさそうな意識について、こんなに延々と語っているかというと、ダイエットのプレッシャーをなくすのが目的。

ダイエットって、結局、運動より食事より、何より続ける“マインド”に全てがかかってると思うんですよ。
気持ち、気力、気分、モチベーションにかなり左右される。
マインドがポジティブなときは、ダイエットもやる気充分だけど、ストレスがたまったり、疲れて気力がなかったり、落ち込んでいたりしたら、とたんにダイエットなんて頑張る余裕がなくなる。
それに、痩せたい!というモチベーションや高揚感とは裏腹に、
体重がなかなか減らなかったら? せっかく痩せたのに、ストレスでまた食べちゃってリバウンドしちゃったら? 

その時の精神状態は、どうなるか?
イライラ、落ち込んで、もういいやって。ありがちなパターン。

だから、食事も運動も大事だけれど、まず一番気にしなくちゃいけないのは、
「いかにマインドにストレスを与えないか」を考えるということ。

禁煙で言うと、

私、今日からタバコやめる!(我慢)じゃなくて、
私、今日からタバコ吸わない人になりました。(意識のチェンジ)

みたいな。

一生続けるなら、頑張るんじゃなくて、
毎日、体が気持ちいいことしてます〜というスタンス。

そういう感覚なら、時々ストレスで暴食しちゃったとしても、
もういい!ダイエットやめる!じゃなくて、ああ〜今日は、体を雑に扱っちゃったな。明日からまた体に心地いいことをしてあげよう、と思うだけ。
(暴食の気持ちよさは、一瞬で、実は脳を誤魔化しているだけだよねと。本来の心地良さではないよね、という位置付け)
そうそう、昨日5時間しか寝てなくて睡眠不足だから今日はすごく眠い。今夜は7時間寝よう!ぐらいの感覚と同じ。

毎日、少〜しづつ、少〜しづつ、自分の体にとって心地よいケアをしてあげているとどんどん気持ちが良くなって、いつの間にか、その心地よく感じるケアのレベルも上がってくる。(もちろん、なんか楽しい〜という感覚でも良い)
昨日は1分ストレッチしたけど、気持ちいいから今日は3分もやっちゃった、みたいな。その感じで続けていたら、いつの間にか、私は7分のHIIT トレーニングまでやるようになった。

以前、ジムのインストラクターさんが言っていた、
「体って本来、動くためにあるものだから、動いているのが普通で、動かないのは
すごく体に負担なんですよ」

と言う話。当たり前すぎて分からなかった、かなり目からウロコな気づき。
体は動かしている方が、体にとっては”心地よい”、と言う事実。
疲れていても、運動するとスッキリする、というのはコレですよね。

目標体重まで落とすのがゴールではなくて、
毎日、自分の体を愛でるというか、本当の意味での“心地よさ”を与えてあげる

そういう意識なら、頑張る必要なんてない。

だから「一生続けられる」んじゃないかな、と思うワケです。

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