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vol.78 社歴18年目の自分が新人になった体験

いつもご覧頂きありがとうございます。

ドラッグストアで18年目になる私ですが、さすがに18年経つとほぼ後輩が多くなる。先輩達は現場を離れ、本部での仕事になる。なので、現場で先輩と呼ばれる人は、かなり少なくなった。

18年経つと、後輩とご飯行くと後輩達が気を遣って、
「先輩(私)何飲みます?」
自分で取りにドリンクバーに行こうとすると、先輩なんで座っててくださいと…
ドリンクバーの飲み物を運んでくれる。
ほほ王様みたいな対応である。
もちろん周りは私が先輩なので、上司も後輩であるので敬語である。しかし、相手が社歴下ならば、恐ろしいほど上司は怖い。
これが、社歴という物である。社歴18年、この経験値がなんとか守ってくれてる。所属長から「君が社歴1番下だから、〇〇やって」って言われる面倒くさい仕事はまずない。

しかし、先日社歴18年が一気に新人以下に戻る瞬間がやってきたのである。

それは、
「大喜利坂46」
というインターネット配信
大喜利大会というもの。

友人のシューが「あんまり出てくれる人いないから出ない?」
断る理由もないので、出る事にした。

初対面で印象を悪くしてはいけないから、最低でも挨拶はしとこう…
とも思ったのだが、誰が誰かわからない。
出演者が来るたび、椅子から立ち上がって挨拶をする。もう自分の中で未知な世界。何をどうすればいいか…。

初対面で共演NGは避けたい。
最低でも、ホントそれだけは思った。

本番になって、大喜利が始まる。
いきなり自己紹介から始まる。
周りの人はプロ…
私は素人…ドラスト店員18年目。

皆様、面白く自己紹介が始まる。
どうすればいい…
焦りと不安がよぎる。
余計な事は言わない。
なんて自己紹介しようと考えていたら、

自分の番が回ってきた。不安は的中…

かんだ(泣)

でも、周りがなんとか笑いに変えてくれて凄く助かった。

出題が始まる。
大学入試並みに問題が難しい…
緊張で頭が回らない。
日本語が理解できない。
そして、周りの人はプロだけに面白い。

とりあえず、立ち位置をどうすれば良いか…もう笑顔でいるしかなかった。

本番終了後、なんとか終わった。
でも、一番思ったのは「悔しさ」だった。だから、またリベンジする気になった。

帰り際、共演者達何名かとお酒を一杯だけ飲む事になって、コンビニでの話

「先輩だから奢ってあげるよ」

と共演者の方からの申し出があって…
なんか、この言葉ずっと残ってる。
もちろん奢りは、お断りしました。

会社で18年目で先輩としてやってきて、
こっちの世界では、新人なんだな…と。

色々な事を思ったけど、
良い経験ができたように思います。

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