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夏だから思い出す出来事!その①

お越しいただきありがとうございます。

台風は我が地域ではすんなりと通り過ぎて行ってくれました。

被害にあった地域の皆様にはお見舞い申し上げます。

話は変わりますが夏だとどうしても思い出してしまうことがあるんです!

高校生時代の話なんですが当時は夏の風物詩と言えば縁日、夏祭り、
サーカス、お化け屋敷などなど。

横浜にいたので横浜公園というのがあり今は野球場になってます。

そこへ友人と出かけました。二人とも恐いもの大好きのびびり。
好奇心旺盛の似たもの同志です。

まがまがしく仰々しくけばく原色のどろどろの絵、ろくろっ首とか!
いるわけないでしょ!!!二人でバカにしながらお化け屋敷へ入ることに。

テントの中へ入るとぼんやりと薄明り。

「暗いねー足元気をつけてね」
照明の明るいお化け屋敷なんて聞いたことない。
当たり前のことをお互いに言い合ってそろそろ歩く。
突然、竹藪をしつらえた装置の中から手が出て友人の肩を叩いた。
「キャー、誰かが触った?!」
その声で二人の足は止まり辺りを見回したんです。
「どうする?引き返して出ようか?」って。
「入ったばかりじゃない!ここで引き返したら高校生の恥だよ!」

私は叱咤激励、友人をいさめて?前進あるのみと。
暗闇に目が慣れてくると前方に二人に人がそろそろ歩いているのが
判ったので「あの二人に付いて行こう~」と提案して急いで二人の
後に行った。
よく見たらカップルで女性の方はしっかりと彼氏の腕に掴まっている。
気が付いたら私はその彼のTシャツの裾をしっかり掴んでいた。
「えっ?!なに?」
その人に言われたので「すみません、掴ませてください、怖くて歩けないんです!」相手に有無を言わせない強引な頼み方。
男性は仕方ないなって言う顔で無言で頷いた。
隣の女性は私を睨んだ?というような顔をした。
そんな顔、どうでもいいんです、
私たちは無事にこのお化け屋敷を出ることが出来ればいいんです。
当時は身勝手な高校生ですねー
カップルの女性にしてみればお化け屋敷は絶好のチャンス!
彼氏にくっついていられますものね、正当な理由で。
まあ、ともかくその男性の裾をしっかり握り、私のティーシャツの裾を
友人が握りの電車ごっこみたいな構図が出来上がり歩き始めました。
時折、女性のキャーって言う悲鳴が聞こえるのを聞きながら私は
目をしっかり閉じて歩いて・・・・
なので周りで何が起きて何が見えているのかは全く判らず!
私に掴まっている友人も多分、目をつぶっているんでしょうか?
静かなものです。
そして「もうすぐ出口ですよ、」の男性の声でようやく目を開けました。
外の明かりが眩しくて!
「ありがとうございました、助かりました」と二人で_(._.)_。
男性にしてみれば突然、見知らぬ人に裾を掴まれてずるずると歩いたのは
なんだったんだ!
折角、彼女と来ているのにとんだ邪魔が入り自分の強さを見せられず残念なデートになって、
女性に又、睨まれたような?

「何だかよくわからなかったね、お化け屋敷ってあんまりおもしろくないね」
「一度、経験すればいいだけの事だったよね」
二人で納得した次第でした。
あの時に邪魔したカップルの方、ごめんなさい_(._.)_

お化け屋敷の思い出でした。

続編あり~~~

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