独立記念日 6日目

仕事に復帰して、気付いたら約1週間たっていた。

久しぶりの忙しさに帰ってストレッチしてお風呂に入って、が限界であった。人と関わるのは疲弊するが、人の笑顔を見ると嬉しくなる。

連日の寒さと暑さの押し問答が続いていたが、やっと秋らしい陽気になってきて今日は最近買ったニットをウキウキで着ている。

また、この時期になると4年前ほど前の淡い恋心を思い出す。ちょうど今の時期に一回り程年上の上司と食事に行ったりお茶しに行ったりよくしてもらっていた。相手は結婚をしていたし、ただお茶をしたりご飯を食べたり、忙殺されている日常の中のわたしにとっての救いであった。当時新卒1年目のわたしは先輩にいじめられていた。でも、その上司と何気ない事を話したり存在そのものが救いとなっていた。

その上司は派遣であったので2年目からはほとんど会うことはできなくなった。今でも時々顔を見かけるが、挨拶程度の会話しかできない。顔を見かける度にどこか胸の奥がひりつく。いつまでもなかなか思い出と割り切れない自分がいる。

でも、いつか、この思い出が優しいものになるよう願って今日は眠りにつきたい。

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