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独立記念日 8日目
日々の移ろいは早いもので、冬が着々と訪れている。柿の実から林檎が旬となり、カットソーからニットへと季節が巡ってきている。
空もこの季節は高くなっていき、朝も白い息を見せ始めた。わたしは冬の明け方から朝日が昇る時間、そして日の入りの時間帯が一番好きだ。天気は曇ることが多いが、冬の晴れた空の朝は凛として、どこかそっけなくて、わたしを一人にしてしまう孤独感のある冷たい空気が渦巻いている感情を忘れさせてくれる。朝、玄関からでたら深呼吸する。冷たい空気を肺いっぱいに入れ込む。寒い、でもそれがいい。
空は二度と同じものはないという。それは私たちにも言えることで、毎日何か同じものがないのであろう。道端の花だった理、すれ違う人だったり。そんな小さな変化がわたしに豊かさをもたらしてくれると信じている、信じていきたい。
今年の冬は一体どんな表情の空を見ることができるのか、楽しみだ。
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