国立大学の学費値上げに反対

タイムリーな話題とは言い難いが、
慶應大学学長の伊藤公平君
(慶應では教授を先生ではなく君と呼ぶ慣習があるらしい……)が、
国立大学の学費を年150万に上げたいと提案した。

現在、学費は50万円程度なので、約3倍の値上となる。
率直な感想を言うと、150万円は高すぎる。
私立文系学部でも110万円程度。

大学は義務教育ではないとはいえ、公の立場が提起するのだから、
学ぶ意欲がある学生の経済的負担を少しでも軽減してあげる役割がある。
学費が50万円でも高すぎる。
奨学金もらっている学生もいる。
1970年代は、20万円程度(現在の貨幣価値に換算して)だったので、学費を下げる方向の議論を行うべきである。

確かに国公立大学の財源は厳しい状況に置かれている。
値上げで解決するのではなく、定員割れが起きていたり、学力や学習意欲が低い私立大学への経常費補助金を削減することが
優先して行うべき財源確保の対策であろう。


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