日本におけるスーツ文化の衰退は必然〜服装自由化を通した働き方改革〜
今年は(も)夏は暑すぎて、スーツどころか、Yシャツすら着たくない。
私の職場では今年の7月より服装自由化となった。
流石に男性の短パンやサンダルはNGだが、TシャツやジーンズはOK。
とはいえ、私は外回りの仕事もあるため、外出がある日はYシャツを着なければならないし、突発的な外出にも備えて基本的には毎日Yシャツを着るようにしている。
ところが、先週あまりにも暑すぎて、お盆シーズンということもあって、Tシャツで出勤した。
いやー楽すぎる。いつも服装自由で出勤できる内勤の人たちが羨ましすぎる。
最高なのは、Yシャツやパンツを1日分アイロン当てなくて良いこと。
スーツのパンツをプレスするの案外手間ですからね。折り目をきれいにするのとか。
日本での服装自由化は2019年から本格的に始まったと言われている。
改めて遅すぎる。日本からスーツ文化を早く撤廃してほしい。
日本人は異常なほどスーツを好んでましたよね。特に都心部では。(逆に、地方の人口が少ないエリアでは不審者と思われる。)
学校の制服の延長線上ですか。事実上、ホワイトカラーサラリーマンの制服になっていた。
そもそもスーツはイギリス発祥で、日本では高度経済成長の時代に一般的となりました。理由は、量産が可能になったからと日本人の間で平等意識が高まったから。
スーツ=中流の象徴だった。
70年代中盤まで、旅行行くときにスーツ着る人多かったですからね。大阪万博(70年)の写真見ると、お父さんはスーツ着て、お母さんは授業参観の服装してますよ。
日本以上にスーツが浸透した国は無い。
98年には洋服の青山がスーツ販売着数世界一を達成した。
欧米でさえ、80年代でもスーツ着るのは政治家か銀行マンか大企業幹部くらい。
なぜか、日本では欧米発祥の文化が長く定着してしまうんですよね。専業主婦にしろ。欧米では20〜30年で廃れるのに。
そもそも、日本の熱くて湿っぽい気候にスーツは合わないんです。最近まで日中35℃のような暑い日は珍しかったものの、暑すぎて無理です。
企業は、どんどん服装自由化してください。
服装で他人に不快な思いをさせなければ良いのだから、スーツを着なくても構わない。
この際、スーツ業界の縮小は止むを得ません。
今まで、必要があると思えない需要を無理矢理生み出して、美味しい思いをしたのだから当然です。
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