介護やってみよう!②

初出勤。同日に同期入職がいると聞いていたが、その日に初めて顔合わせをした。

話を聞けば、高卒で施設で働いている子の友達という事で、まだ大学生ながらパートとして働くという事らしかった。20歳の男の子。
いかにもチャラいな〜というのが第一印象だったが、意外と礼儀正しくてお互いに縁故採用という事もあってすぐに仲良くなった。

そして新人オリエンテーションで、施設についての説明や、基本的な介護の知識についての研修からはじまり、施設長からのマナーについての研修や、看護師からの医療の知識の研修なんかもあった。


病院母体のその施設は地元に根付いて、大きく展開していた。
本院とリハビリ病院。介護施設を3施設。うち2つはデイサービスも併設している大所帯である。

そして、聞かされたのは1カ月の研修期間で、療養棟2フロアとデイサービス(その施設は1階がデイサービスで、2階と3階が療養棟となっている。)を1週間ごとにローテーションで研修として働くとの事だった。


初日は訳も分からないうちに終わり、研修の日誌を書いて終了。
研修の内容については緊張で記憶は定かでは無いが、制服の支給がされるまでの間、しばらくは自前のジャージと運動着で働いていた事を覚えている。
同期の学生くんが、見た目は茶髪でピアスも空いていて大学生丸出しの割にはきちんと僕には年上として接してくれる、上下関係をきっちりするっていうのと、研修中に露骨に眠そうにしていた事だけが印象的だった。

それと忘れられないのが、介護技術の研修で
オムツの巻き方をざっくりと説明してもらった時の事。
正式な呼び方は分からないが、僕らはよく「陰部巻き」とか「ちん巻き」とも呼んでいるのだが、要は男性の利用者には通常のオムツの着用に加えて、陰部を直接パットで巻いてしまうというやり方を習った時に、指導してくださった方が陰部にみたてて太いマジックを使っていた事がやたらと記憶に残っている。
「あのマジックよりちんちん大きい利用者いてんのかな?」とどうでも良い事を考えながら
ちんちんをパットで巻く絵とメモをノートに
書いていた。

そんな感じで座学研修は、とりあえず色々説明されたなーって感じで終わった。

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