文章を削る技術
一生懸命に書いた文章を削るのは、それなりに躊躇するものである。それに対して俺がどう対応しているかという話。
先週から今週にかけて、某媒体から依頼された原稿を書いていた。要求されている分量は3000〜4000文字が目安。web媒体なので紙媒体よりは融通がきくけれども、大幅な過不足はよろしくない。そういう感じの依頼だ。
決めた構成に従って、本しゃぶりのノリで書いていた。途中で「ちょっと多くないか」とは思ったけれども、いちいち途中で止まっていては先に進まない。だから一旦はまず書き上げることに専念した。
その結果が8000文字オーバー。本しゃぶりでは珍しくない文字数であるが、今回の依頼に対しては多すぎる。何時間もかけて書いたけど、何とかして半分に圧縮しないといけない。ではどうするか。
ここから先は
1,010字
この記事のみ
¥
100
人に対し何かをしてあげるという事は、全て「見返り」を期待しての行為だ。noteのサポートは文章を読むための「見返り」である。