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BIG THINGSと文章執筆と生成AI

俺は最近、『BIG THINGS』という本を読んだ。

この本は、世界中のメガプロジェクト(超大型プロジェクト)の成功と失敗の要因を分析し、その秘訣を解説するものだ。オックスフォード大学の教授で、メガプロジェクト研究の権威である著者が綴った内容は、話題になっていただけのことはあって面白かった。

『BIG THINGS』では、メガプロジェクトの成功において「簡単なプロトタイプを作って試行錯誤する」ことの重要性が強調されている。このアプローチは、プロジェクトの初期段階で小規模なモデルや試作品を作成し、それを基に検証と改善を繰り返すことで、最終的な成功に繋げる方法だ。

プロトタイプを用いることで、計画の実行前に問題点を洗い出し、改善する機会を得ることができる。これにより、実際のプロジェクトが始まる前に多くのリスクを軽減できるのだ。さらに、プロトタイプでの検証が終わった後は、計画に基づいて迅速に実行に移すことが可能となり、計画の遅延や予算超過を防ぐことができる。

このメガプロジェクトの手法が、実は記事を書くような個人レベルの「大きいこと(BIG THINGS)」にも応用できる。具体的には以下のようなプロセスだ:

  • まずはリスト形式で見出しだけを作る

  • 全体の構成を見て、見出しレベルでの推敲をする

  • 見出しをプロトタイプとして機能させる

  • 見出しが完了したら中身を書き込んでいく

ただし、この方法にも限界があることも認識している。見出しだけで推敲するには限界があり、できたと思って書き始めたら駄目だったということは何度もある。見出しの時はいい感じに繋がると思っていたが、細部を詰めると駄目だったという経験も少なくない。

そんな中、俺はこの問題を生成AIで解決する方法を見出した。見出しをAIに食わせて文章生成させることで、構成の良し悪しが分かりやすくなるのだ。完成品を見て注文をつけると、どんどん良くなっていく。

俺は1年以上前からこの方法を試していた。AIの性能が上がるにつれて、どんどん任せやすくなっている。特にClaude3 Opusの出力はそのまま採用できるくらいの品質だった。

そして最近、Claude3.5が登場し、無料で使えるSonnetでもOpusより賢い性能を発揮するようになった。さらに、Artifactsという機能の登場により、チャットと生成物が別枠で出力されるようになった。これまで賢さではClaudeかもしれないが、利便性ではChatGPTの方が高いと思っていたが、ついに文章作成なら品質も利便性もClaudeが上回ったと感じている。

当然、ここまでの文章もClaude3.5で生成されている。Artifactsの紹介も兼ねて、スクショを貼ろう。

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