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認知科学に学ぶ:GPT-3.5とGPT-4の活用法

最近、ChatGPTを活用した効率的な意思決定のテクニックについて書いた。

これでは俺の事例として読書感想文を取り上げたが、俺が最も活用しているシーンは、noteのネタを考える時である。従来は紙やPCにアイデアを書き出すことが多かったが、いまではChatGPTと対話しながらアイデアを練ることが増えた。その際の重要なポイントは、GPT-3.5とGPT-4を特性に応じて使い分けることだ。

この使い分けは、認知科学で語られるシステム1とシステム2の働きに似ている。システム1は素早く直感的な思考を担当し、システム2はより遅れて論理的で緻密な思考を行う。この人間の脳の働きを模したかたちでChatGPTを使うと、記事のネタ探しを効率的かつ効果的に進めることが可能となる。課金が前提となるが。

まずはGPT-3.5とシステム1の類似性についてだ。GPT-3.5は反応速度が速く、直感的なアイデア生成に長けている。これはシステム1の特性に似ている。システム1は迅速に印象や感情に基づいた判断を下す。記事のネタ探しにおいて、GPT-3.5は幅広いアイデアを素早く提案してくれるため、初期のアイデアの洗い出しや方向性が決まっていない段階で非常に役立つ。

次はGPT-4とシステム2の類似性だ。GPT-4はより深い考察や洞察を得ることができるため、システム2との共通点がある。システム2は論理的で緻密な思考を行い、情報の整理や分析に優れている。記事のネタ探しの進行に伴い、GPT-4は具体的なトピックや質問に対して、緻密で包括的な洞察を提供することができる。これにより、方向性が定まってきた段階でより効果的なアイデアのブラッシュアップが可能となる。

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