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週プレで栗について書いた

週プレ連載報告。今回は『栗の文化史』だ。

俺はネタの選び方は気分と読書状況で決めることが多いのだけど、今回は珍しく季節を意識して選んだ。秋の味覚と言えばやはり栗。本を読む前から何かしら書けるネタはあるだろうと考えた。

読んでみたらやっぱりあったというか、俺は栗の価値を見直した。日本の歴史において、栗ほどに重要な植物はそうそう無いのではないか、と。思わず2回noteを書くほどに感心している。

稲作が伝わるまでの間、日本の文明は栗と共にあった。いや、稲作が普及したあとも、栗は裏で日本文明を支え続けていた。栗が文明ではなく文化の一つにまで後退したのは、つい最近の話である。

こうなると俺も栗を食べたくなる。面白い記事を書くためには、リアリティを出すために味も知っておくべきだ。だから執筆中は、むき甘栗を食べていた。むき甘栗は基本的にチュウゴククリだから栗文明的にどうかとは思うのだけど、利便性には勝てなかった。

とまあ、こんな感じで "歴史の真実" を知って栗を称えていたわけだが、気がつくのが遅かったとも思う。というのも、今回記事を書くにあたって蔵書を検索してみたら、この本が見つかったからだ。

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