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ピックの話

「指弾き苦手芸人」がトークテーマだとしたら、ひな壇で活躍できるぐらいのレベルだろうか。過去に指弾きチャレンジしてみたものの上手く習得できなかった経緯に加え、どうにも性に合わなかったため無理せずピック弾きで通している。前置きはさておき、今回はピック遍歴を綴ろうと思う。


ESP サンドグリップ 1.0mm

1997 - 2007

私の通称:白おにぎり。最初に定着したピック。ある意味一番手頃なESP製品だろうか。どの楽器屋にも置いてある安心感から他のピックに変えられない呪縛すらある。滑り止めがあって厚さと色も選べることから大抵のピック弾きプレイヤーは使ったことがあるだろう一枚。


Tortex Triangle 0.6mm

2008 - 2018

私の通称:カメのやつ。逆アングルを覚えはじめた際、ピッキングの強さとピックの厚さがマッチしていなくて薄いものに変えてみようと思ったことと、バンアパのライナーを読んで原さんが使っていたことを知り、それきっかけで選んだ一枚。滑り止めは無いが素材のおかげか指に吸い付く感じとコスパの良さは随一。


MASTER 8 JAPAN INFINIX-TRIANGLE 0.8mm

2019 - 2020

私の通称:赤おにぎり。メインで使用した期間は短かったが、見た目・しなやかさ・グリップ感 どれをとっても素晴らしいピックだった。私のピッキングとの相性が良くなかったのか(先端ではなく広い面が)割れる事が多く、事故防止のため泣く泣く使用を諦めた一枚。


ESP ERGO PICK 0.8mm

2021 - 現在

私の通称:みどエルゴ。初見でのナンダコレ感は否めなかったが、試しに使ってみたらこれ以外考えられない程に馴染んだ一枚。指の付け根あたりで挟み込むように握った時の安定感は抜群で、絶対に回転しない設計なうえ軽い力でも扱えるため、ストレスを感じない所がとても気に入っている。地味に滑り止めも付いていて便利。騙されたと思ってぜひ一度使ってみな、飛ぶぞ。



ピックは楽器本体と比べて選択の自由度は高めだが、案外定着した数は少なかった事に気付いた。今後はエルゴを超えるものが登場するのかが楽しみだ。

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