母の年賀状

母は今年引っ越しをしたので、転居通知を兼ねて年賀状を出す必要がある。いつもは印刷を頼むのだけれど、今年は私が母の絵と新しい住所を印刷して母に送った。
はじめは、絵の配置にはセンスが問われるからと嫌がっていたのだが、出来上がったものを見たら気に入ってくれたらしい。

毎年、自分で年賀状を書いている母だが、今年は枚数確認のため誰に出すのかを聞いてみたら、住所がわからない人が何人もいた。住所録も今年頂いた年賀状も見つからず、引っ越しの時に私が捨ててしまったのでは?と思っているようだが、手紙類は一切捨てていない。

先週の土曜日の朝、私が送った年賀はがきを受け取り、筆ペンを買いに行きたいと言って出かけたのだが、筆ペンは買わず、食料品のみ買ってきた。もう調理をする設備はなく、食事は3食出してもらっているのだが、食料品を買う癖が抜けない。今回は卵も買ってきてしまったが、翌日弟が持って帰ってくれた。

筆ペンは、家にあるものでなんとかなったらしい。15枚書いてポストに落としてくると言うので出かけさせようとしたが、スタッフが預かってくれたそうだ。
さらに2枚書いて自分で出したのが一昨日の水曜日。ポストだけよと念を押したのに、お天気が良くて少し散歩をしてしまっていた。(電話をかけてよかった)

そして昨日電話をかけ、リストを確認してもらったのだが、色々と問題が発覚した。
・孫の名前を間違えて出している。
・30年前に亡くなった弟に出している。
・枚数が合わない。(2枚出した人がいるかも)
・3週間前までお世話になっていた方の名前を言っても、誰だか思い出せなかった。

思い出せなかったことにショックは受けていたが、「どうしよう?あなたのことがわからなくなるかも…。『あなた誰?私の娘⁈えー、そうだったかしら…』なんてね!」と明るく再現ドラマ…ではなくて妄想ドラマが始まった。

妄想といえば、今日は別の妄想もあって、去年年賀はがきのお年玉が当たったと。掃除機も旅行も当たって、旅行は彼氏と行ったのだそうだ…幸せだ…。


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