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娘に兄弟を

こんばんは!今日は不妊治療について綴ってみたいと思います。今我が家では絶賛不妊治療中でして、まさか自分たちがその当事者になるとは思いませんでしたが、奥さんが不妊治療を実際に経験することで、夫としていろんなことを考えさせられます。

・きっかけ

それはなんといっても、2019年5月に精巣腫瘍の再発と診断され、7月より抗がん剤治療を経験した結果、私の側の妊孕性の問題が出てきたからです。抗がん剤はがんを殺しますが、残念ながら正常な細胞まで攻撃し、私の精子にもダメージを与えてしまい、自然妊娠は極めて難しくなりました。

治療前に精子凍結を行い、それを活用するかどうかは夫婦の問題として、入院中にも奥さんと話し合いました。

なにせ私たちは精巣腫瘍発覚の2017年1月から、精巣腫瘍再発の2019年5月までの間に、まさかの自然妊娠・自然分娩で娘を授かることができました。これだけでも奇跡的なことですが、人間欲が出てくるもので、もし娘に兄弟ができたらどれだけいいだろう!と思い、challengeしてみようと思い、不妊治療にのぞむことを決意しました。


・期限を設ける

不妊治療は長くなればなるほど、特に奥さんの身体的・精神的負担が大きく、また経済的な負担も重くのしかかります。

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(1回の治療費の例です。136,705円!もうこの1回だけで、2020年分の確定申告にて医療費控除が受けられてしまいます!!)

そこで私たちは奥さんの次の誕生日である2020年10月までを期限としました。そこまでは頑張るけれど、それまでに子供ができなければ諦めようと話し合い、今不妊治療にのぞんでいます。


・副作用

詳しい不妊治療の内容は割愛します。本日まさに採卵の日だったのですが、その採卵に向けての準備が結構大変で、自己注射をして、薬の中には結構な副作用を引き起こすものもありました。

奥さんの場合は発熱、下痢、倦怠感、食欲不振など、長くは続きませんでしたが、なかなかの体調不良を引き起こし、特に昨日の日曜日は本当に辛そうでした。顔色が一気に悪くなってしましたからね!

私も抗がん剤治療を経験し、様々な副作用との闘いを経験していますので、奥さんの辛さはなんとなく想像できました。


・家族の協力は必須!

睡眠不足になりながらも娘の育児をして、頻繁にレディースクリニックに通い、採卵のために卵胞を育てる。そして採卵はもう立派な手術ですし、採卵日は私が休みの日ではずもなく、普通に平日月曜日であり、娘を義理の母に任せるために前日に義理の母に泊まりに来てもらい、1人奥さんは採卵のために電車に乗る。

今はたまたま奥さんは育児休暇中です。これが仕事をしながらってなったらゾッとします。しかも病院側の都合に合わせなければいけませんから、仕事のスケジュールにも大いに影響を受けますね。

ああ、なるほど、これは大変だと。不妊治療の当事者になってはじめて分かることです。家族の協力なくしては絶対に乗り越えることはできないものだなと痛切に思います。

またある程度の貯金がなければ絶対に選択肢として挙がらないですね。奥さんの話によれば、待合室にて同じ不妊治療を受けているお母さんの話では1人子供ができるのに90万円以上かかったとか。

私が4ヶ月、がんで入院し、療養生活を送っていたとき、ずいぶんと奥さんには助けてもらいました。その時にしてもらったことを思い出し、不完全ながら、奥さんのためにできることをしました。料理を作ったり教会に送っていったり、娘にご飯を食べさせたり。

自然妊娠であればどれだけ素晴らしいことなのだと痛切に思いますね。ただ私たちの場合は期間限定だし、家族力を合わせて乗り切りたい!第一子に恵まれただけでもすごく贅沢なことです。第二子を授かれるか否かについては、そこは神様のご計画に従おうと思います。

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