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件のミニチュア

こんにちは。
前回は大晦日でしたか。
このくらいのペースで描きます。
今日はデパ地下でチャバタを買って、
ギターのように持ちながら「オース!」
と叫んでみました。チャバタ義夫です。
さて、細かく観られる様に先ほど写真を投稿したミニチュアですが、これまた前回書いた大晦日の手持ち無沙汰に作った作品でございます。
昔から不器用でおりましたのでこのような細かいものを作ることに憧れはありましたが、挑戦出来ずにおりました。
しかし今回とあるきっかけで作成まで漕ぎ着けた次第です。
皆様、写真はご覧いただけたでしょうか。
初めてにしてはまぁ上手くいったとお褒めくださいまし。
最初にルールとして、『家にあるものだけで作る。』
と決めました。
そんな制約のある中で、我ながら良い感じだと自負しております。
まずはお菓子の硬い箱を切ってこの居酒屋の空間だけ作りました。
空間の中で最初に手をつけたのは床。
これは昔誰かがお茶の丸缶に、広告の紙を丸めて貼り付けて工作したものがあったので時代のついたその丸まった紙を缶から剥がして床材としました。
丸まりのせいで、真っ直ぐ貼るのに難儀しました。
続いて壁紙は昔ながらの袋張りで、封筒を切り貼りして作りました。時代を出すために、靴で踏んでできるだけ汚くしました。
これは和紙で作ったメニューも同じで、こちらも貼ってからとびきり汚い靴でもって丹念に踏みつけております。
その為にわざわざ新宿などの汚そうなところを歩いて参りました。手間がかかっております。
壁関連ですと、カブトビールのポスター。
こちらは、ネットにて縮小コピーです。
一番手間がかかっておりません。
そしてドア。これに関しては、それらしい木材(おそらく干支の置物などを置く台)に取っ手(何かの木片)をつけて、
レアリティの為にレールを敷きました。
木の真ん中だけを削るのは、それなりに苦労しました。
そしてドアを例によって踏みつけると、内装は完成しました。最後に居酒屋らしくタバコ臭くするために、
この出来上がった空間ごと持ち上げて、顔を覆うようにして中で数回パイプを吸って作業は終わりです。
これに実は予め作っておいた内包物を置く訳でございます。黒磯のフィギュアは去年ガチャガチャで被った友達から貰ったものなので、家具や小物の説明を致しましょう。
まずは机。これは丸く切った段ボール箱に、散々使った受け皿を分解して切り貼りしたものです。
脚は使い終えたマッチの芯を使っております。
この分解後の受け皿はそのままおしぼり置きや箸にも使われております。箸はなんとなく先が尖るように、爪研ぎで研磨するのが大変でした。箸置きはクミンシードです。
そしておしぼりは本当のタオル(汚め)を切って作りました。これまた時代が出ます。
そしてお酒は、ガチャガチャで出たアイスコーヒーのミニチュアと一緒についていた生クリーム入れの取手を取ってヤスリで削って黒く塗っただけのお粗末な作りです。
あとは座布団でしょうか。
これは結構簡単で、仕立てた背広の余生地の中にプチプチをいれて作っております。
さて、最後にミニチュアを作るきっかけとなったものです。
皆様写真の中で一際リアルなものに目がいきませんか?
そう、エイヒレです。
皿こそドラクエのキラーウェーブのフィギュアの上のマリンスライムが乗っていたサーフボードに手を加えた程度のものですが、このエイヒレだけは別格です。
そう、インフルエンザの手持ち無沙汰に捲った足の裏の角質の塊なのです!
取った角質を見て、私は徐ろにマッチで炙ってみました。
(そう、先程の机の脚に使われたマッチです!)
すると不思議や不思議、かなりリアルなエイヒレができあがったではないですか。
このエイヒレありきで、長年夢見ていたオリジナルミニチュアのテーマは居酒屋に決まったのです。
汚いオチで申し訳ないですが、
今度からエイヒレを食べるときはぜひ角質のことも思い出してやってください。

おやすみなさい。

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