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Sensory Percussion 日誌 08

〜Lo-fi Hip Hopを再現してみよう!・基本編の巻〜

こんにちはヒマラヤです。以前までは、こういうの別に新しくなくない?と毛嫌いしてたLo-fi Hip Hop。某ラジオの特集を聞いて「あーそういうことね完全に理解した」状態になってからは自分なりに色々掘って楽しんでおります。

今週のリファレンスは「L'indécis - Soulful」です。0:55から二拍分入るフィルター使いをドラミングで再現していきましょう。(正直こういったフィルターやEQをスパイス的に使う手法はだいぶ昔からあるのでLo-Fi Hip Hopならではって感じでも無いので副題にするのもアレなんですが・・・)

ソフトウェアの設定

今回は特定の部位に前もって設定したエフェクトのオンオフを切り替える設定を施して展開を作っていきたいと思います。

01.どの部分にどの役割をアサインするかを整理
手順は省きますが、今回は下記の通りアサインしております。

スネア
center:スネア
edge:ハット
shell:ループの再生
バスドラム
close&open:キック
rim tip:フィルターのオン・オフを切り替えるスイッチ

今まで触れていなかったループの再生、音声サンプルをアサインせずに只のスイッチとして特定の部位を使う方法を解説していきます。

02.ループ設定
割り当てたサンプルの波形の隣にloopというボックスがあるのでそちらをクリックしましょう。更にその隣に初期設定では∞と記されているボックスがありますが、そちらに任意の数字を打ち込むとその回数分ループしてくれる事になります。今回は4回ループする設定にしています。

03.EQの設定
ウィンドウの左下にmasterという部分があるのでそちらをクリック、右下にFXと書いたエフェクトを挿せる場所がありますので+ボタンを押してMultiband EQを挿しましょう。

リファレンスの様にこもった音を作りたいので、低域と高域をばっさりカットします。

04.スイッチングの設定
controllersの+からVelocityを選択、pad:をrim tipに設定した後に紫の十字アイコンを先程マスターに挿したMultiband EQの電源ボタンにドラッグしましょう。このままでは結構大きく叩かないと認識されませんので、更に下部の初期設定では0.5になっているpivot:という項目を目一杯左にドラッグして0にして下さい。

04.実際に叩いてみました
ループの3週目だけかかる様に演奏しています、無事に認識してくれて一安心。ヨレたビートになりきれてない感じがなんとも言えませんが(練習します)。

前々回に引き続きcontrollerの設定を工夫する事でダンスミュージックならではな展開が作れる事が分かってきましたね。やはり鳴ってる音自体にオリジナリティが無いと中々格好良く仕上げることは難しいですが、個人的には努力次第で面白いことが出来そうな曲の種が貯まっていってる様な感覚です。次週もLo-Fi Hip Hopをリファレンスとして、abletonと連携させる事で今週とは一味違う表現に挑戦していきたいと思っています。

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