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2024/4/7 普通の日だけど着物の日

天気は良いけど、ちょっと曇り模様。
迷ったけれど、羽織を着ることにしました。

母の羽織(黒)は今季はこれで着納めかなあ。また秋まで。

ってね、最高気温27度だったのをチェックしていなかったので、
11時過ぎに目的地に着いた頃には、晴れてるし、暑いし!!!

新品の3部紐にブローチを改造した帯留です。

羽織と襦袢は母のもの、
帯と着物(単衣)は友人のお祖母様の形見、
今回、ようやく季節があったかくなるので新調した
三分紐!!!
安価な1000円のものをネットで購入してみました。
もう少し色味が深いかと思っていたけれど、桜の季節には良いかな。

それと、アンティーク調で気に入っていた、
母からお下がりのブローチ。
ピンの留め具が壊れて使えなかったので、
ピンをペンチで捻ってとって(笑)
帯留金具を接着して、帯留に生まれ変わってもらいました!
案外、ピタッとハマったのでびっくり。

着物っていつも不思議なんですが、
「お下がり」って出自の違うところから、
誰の打ち合わせもコーディネートもなしに、
私の手元に集まるわけです。

もらう私も、コーディネートを考えて選べるほどの知恵はなく(笑)
そういう方もいらっしゃると思うんですが、
少なくとも、私にはそういう知恵がないのです。
だからもう、本当に、「なんとなく」もらってくるんです。

ぶっちゃけ「どうにも断れず」と言う理由でもらってきたものもあります。

「収納場所がないから」とお断りしても、
「形見だから捨てられない」と粘られたり。
行間に「私の代わりにあなたが処分して…」
「他人なら捨てるの少しは楽でしょ」
そんな思いを垣間見たような気持ちになることもありました。
私が持ち帰って捨てることで、
罪悪感を肩代わりしてくれってことなのかな、と。

だったら、私が持って帰って、ゴミの日に出せば良いんだな。
そう思って、もらってきたものも数枚あります(笑)

でもね、結局ゴミの日に捨てられないんです(笑)
以前に、祖母のお下がりや何やらをどかっと捨てたことはあったけど(汗)

自分の身内のものだったら、手を合わせて祈り、捨てることができました。
ところが、他人様から頂いたもの、
たとえそれが「代わりに捨ててください」と言う思いまで
感じたものだとしても、案外捨てられないもんでした。

だったら、着よう。
ちゃんと手入れできるわけでもないし、
保存だって、一人暮らしの家の収納力を超えてる感じもあるし(笑)
何一つちゃんとできないけど。
着られる限りは着よう。
私が着付けを忘れないことにもなるしね。

こんな感じで、手元に集まった子達が、
それなりにいつもしっくりくるコーディネートに収まるってのは、
もはや、私の力ではなく、神様の力としか思えない(笑)
この前の週は復活祭の日でしたし、
神は、この着物たちも、復活させてくれてるのかしら、なんて思ったり。

着付けを忘れないために、と言う理由だけで、着始めた
「普通の日だけど着物の日」。
11月中旬から始めたので、今月中順で早くも半年が経ちます。
だいぶ速く着られるようになりました。
苦しくなる日も、快適な日もあれば、
雨が突然降ってびっくりな日もあり(笑)
毎回、普段着ならではの1日を過ごしております。
そうそう、この日は桜も満開でしたので、頭に桜も。

むかーしむかし、秋田に旅行に行った時に買ってもらったやつ!

そういや、「あたま山」ってシュールな落語があるんですが、
聞いてみたいんですよね〜。
その時は、これさして行ったほうがいいかな。

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