2023 対H沖縄SV 門番の貫禄を見せた

フルマッチ
https://www.youtube.com/live/IcXPpxIEVKs?feature=share

ダイジェスト

https://hochi.news/articles/20230313-OHT1T51021.html

攻撃 ビルドアップ フィールド1


目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと


1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しどのようにビルドアップを妨害してくるか方法を見分けること

2トップ4MFでボールに速く寄って来る沖縄だった


2 DFラインの選手がよりスペースと時間を得るためにチーム全体でポジションを深く広く取る

CBの雄也選手と岸田選手が開いてサイドバック八戸選手が高い位置を狙っていた。
雄也選手と三浦選手のパス交換から始まった


3 ボールをショートパスで動かしながら決まったポジションチェンジから2対1を作ること

雄也選手と三浦選手が右サイドでパス交換をしチーム内に
思考のし直しと位置の取り直しの時間を生み出していた。


攻撃 ビルドアップ フィールド2


目的 ボールをフィールド3へ進めてチャンスを作ること


1 パススピードを速くする。味方の足元ではなく前方へパスをしてボールを動かすテンポを
  速くし敵チームに予測不能な状況を作り出すこと


岡崎、清水、岩切選手、FWながら中盤に落ちて捌く川畑選手と雄也、三浦選手からのパスを
受けてパススピードのリズムチェンジが出来ていた。


2 敵チームの選手と選手の間に意識的にポジションを取り敵ゴールへの視野を確保すること

平川、富田、岡崎選手のすばしっこいプレーと沖縄SVのゆっくり動くDFの関係
Honda攻撃陣は脅威だったろう。川畑、岩切、八戸と畳み掛けたことで後半の沖縄SVを間伸びさせた。

3 縦パスが出せる時は縦パスを出しボールを前に進めることを優先すること

ここで見ていたのは清水選手。昨年よりも縦パスを狙う意識は高くなっている。


攻撃 ビルドアップ フィールド3


目的 ボールを敵陣ゴールに進めてシュートチャンスを作ること


1 各選手がスペースと時間を作るためにチーム全体で広く深くポジションを取る


平川、岡崎選手が幅を取りインに入った時はSBが追い越し沖縄SVの中央の守備が薄くなると富田、川畑選手が入っていく。訓練された攻撃だったと思う。


2 敵にとって対応が難しい3人目の選手を意識的に作ること

活発に動き捕まらないことがタスクだったのかな 止まってみたりして走り勝ちなところもあった。

3 サイドでポジションチェンジなどにより1対1の状況を作り出すこと


サイドでは比較的自由にプレーできたのは沖縄SVがMFを5人にしなかったからかな。


攻撃 ビルドアップ ゴールを決める


1 ゴール前にクロスが上がった時決まった選手が決まったポジションに走り込むこと


グラウンダーの高速クロスを開選手と富田選手の間で決め事があった時代もある。
通常のクロスの他にこういったクロスもあったらいいな。
天皇杯対浦和で見たようなやつですね。


2 状況が複雑に変わる中、次の状況を予測してゴールにつながるポジションを取ること

本職のFWがいないのでなかなか難しいけど今後押し込むようなゴールが増えたらいいな。

3 ボールが敵ペナ内や付近にある時味方DFラインで数的優位を守り敵のカウンターに備える

ここは岸田選手が見ていたと思う。沖縄SVはサイドから速く展開を武器にしていたから
カウンターは怖かった。

攻守に切り替え 攻ー守 各フィールド


目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと


1 ボールを敵に奪われた時ボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと


よく寄せていた。非常に速くできたが展開されサイドチェンジから失点したので
サイドに引き込んだら奪うかスローインにしたい。


2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う 


非常に厳しいけど天皇杯を勝つにはここをやらないとプロからボールを捕まえきれない。


守備 ビルドアップの妨害 フィールド3


目的 ゴールキックGKからのパスをキープさせないフィールド2へ進ませない


1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しビルドアップの意図を見分けること


1-4-4-2のゾーンディフェンスチームでクロスが武器だったと思う。よく見切っていた。


2 チーム全体が25mほどにコンパクトにポジションを取りチーム全体で内側から外側へ
  プレッシャーをかけること


チェイスが遅かったけど意思のタイミングが合うとさすがの攻撃を見せた沖縄SVなので岩切、富田、清水選手とよく守備していた。


3 数的優位な状況を作らせないようにボールから遠い選手が前ズレしてプレッシャーをかける


圧縮という感じでタイトにかわされることを恐れずよく出来た。


守備 ビルドアップの妨害 フィールド2



目的 敵のビルドアップをフィールド3へ進ませないことチャンスメイク、プレアシストを阻止すること


1 フィールド1で突破された選手もできるだけ早く戻りチーム全体でコンパクトにポジションを取る

プレスバックが常に100%と言うわけにはいかない。だけどポジションの取り直しのための
ハードワークは出来ていた。


2 敵チームの選手のボールホルダーの正面に立ち縦パスを妨害して前に進ませないこと

ここは縦パスを防ぐ他横パスをさせようとかタスクがあったのでは無いかと思う。



3 サイドへ追い込んだ時は逆サイドへボールを移動させない。

奪い切れていた。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド3


目的 自陣ゴールへ進ませないこと シュートチャンスを阻止すること


1 突破された選手は出来るだけ早く自分のポジションへ戻りチーム全体でコンパクトにボールサイドへプレッシャーをかけること

ハードワークとはここのことだと思う。このためにたくさん練習で走ったし
まずとにかく行け!
というタスクかな?去年より速くなったと思う。



2 ボールの場所チームのポジションを確認し次の状況を予測して敵チームを数的不利にする


サイドバックの裏にボールが入るとボランチが入ったりシュートストップにも行けていた。



3 チームでコンパクトにポジションを取りボールサイドで数的優位な状況を維持すること

良い寄り方が出来ているときは、奪ってからのパスもよくなる。
今回はよく出来ていた。

守備 失点を防ぐ フィールド3


目的 敵のシュートチャンスをゴールさせないこと


1 GKからの指示を聞きボール周辺の選択肢を制限し失点を防ぐ

あの失点以外は危険なとこもなかった。完璧なサイドチェンジは防げない。


2 PA内や付近ではマンマークして各選手の役割を明確にすること

自由を与えていなかった。ゴールの位置を理解した守備だった。

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド


1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし
  最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

雄也くんがビルドの起点になって長短織り交ぜた美しいパスワークだった。
良い切り替えがいいプレーを作りいい試合になる。

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする


ここをさらに頑張りたい。磨いて天皇杯Jリーグチームに勝ちたいね。


感想😊

前半0〜15分

攻撃

沖縄SVはHondaの2CBに対してしっかりとマークだった。
ビルドアップさせないためのものなんだろうけど開くと真ん中が開くので
結局MFにパスが入りやすくなった。
マークの比率が高いとスペースが見れなくなる典型で沖縄SVは試合の入りはマズかったと思う。
Hondaは、1-4-2-3-1でポケット狙い。1-4-1-4-1や1-4-4-2になることも。
この1-4-2-3-1システムの魅力は、1トップの川畑選手がMFラインに落ちてパスを受けたり
サイドで数的優位を作ったり球出しをすることで沖縄SVは川畑選手のマークに行けないため フリーになることが多かった。これにSMFがダイアゴナルに走れること。
1-4-4-2では斜めに走れないからこれまたヨシ。
沖縄SVのDFラインとMFラインの間に多くの選手をポジショニングできること。
元が1-4-3-3なのでパスコースが多いこととこのシステムは今年のHondaには合いそうだ。

左から平川、富田、川畑、岩切、岡崎選手と5レーンに置き沖縄SVの4バックを開かせ
スペースカバーをしにくくし、ポケット攻略していましたし
沖縄SVのSBの外やCBとCBの間に立つなどストレスも与えていたから
あちらは試合後グッタリしたろう。

守備

ハイプレスベースでしたね。SBは敵SMFのマークに行くし全体が内側から外側にプレスに
行くし、個人においては敵選手の前に立ちコースを切り、攻撃を遅らせることも出来ていた。15分過ぎからミドルレンジからプレスとかラインも変わる
失点シーンは外側を沖縄SVの安西に突かれた。
スライドの失敗もあるけど、いわば『横のカウンター』と呼んでますが炸裂でした。
プロは隙を突くのとマークを剥がすのと言った個人技の部分はさすが。

沖縄SVの守備はGKに蹴らせて落ちたところを狙い撃ちにすること。
敵のラインが上がればそこにロングフィードを刺すわけですが地域CLは
これが無いと勝ち抜けない。

同点ゴールは、楠本選手のリベロ化プレーのフィードを川畑選手のスクリーン
理久選手が決めていた。
Hondaは敵ユニット全体を動かしてスペースを生む、それが決め手。

雄也選手は敵が来なければドリブルし運ぶ、来たらパスをする。
プロですらこれがなかなか出来ない。

逆転ゴールは岡崎。
理久選手のフリックから得意の形で縦に綺麗に切り裂いた 

雄也選手と三浦選手、清水選手の短いパス交換をサイドで行い
ボールに敵選手を集めてスルスルと八戸選手が高い位置を取り富田選手とコラボする。
3点目もこうしたビルドアップがベースになっていて
八戸選手はJFLでは抜き出た存在だ

勝ち負け抜きで見て楽しい。

新生Hondaのスタートは快勝だった
雄也選手のCB復帰は堀内選手の移籍による手当だと思う。
手本となりCBが育てばいいな
池松選手の状態次第ではまた変わるのかな
三浦選手も出来るしね
勝利に重きを置いたシーズンなのでなかなか多くの選手にチャンスとはいかないはず
だけど小林監督が堅実にチーム作りをしたので期待いっぱいです。