野菜芸能事務所の売り出しスキル問題
飛田和緒著
『常備菜②』 主婦と生活社 初版2016年
好きなアーティストがいたとして、彼らが事務所に重用されていないと、事務所に対して不満や不信感を抱きがちである。歌が上手い、曲が作れる、トークが面白い、文章が書けるなどなど、好きで見てる分、そのアーティストの良さをファンは知っている。だが事務所はそれを分かっているのか、と。
東横線沿線の某大手芸能事務所(というかもはや総合商社)に不満を抱いていた筆者は、自身が野菜の才能を生かしきれていないことに気づき大いに反省した。特に常備菜に向く根菜や緑黄色野菜。茹でてそのまま、きんぴらにする、もしくはカレーに入れるくらいの体たらく。
飛田和緒著『常備菜②』は、そんな筆者にソッと知恵を貸してくれる。常備菜はそのまま食べるだけでなく、別の料理に変わったり調味料になったりもするので、常備菜自体の材料は数少なく手順はシンプル。野菜の売り出し(料理……)スキルの低い筆者にも作りやすいものばかりだ。この時期、歩かないから食べる量を控える→便秘になるというフローが大いに予想されるので、野菜の常備菜を作り置いて、このロングバケーションを心身ともに健やかに楽しんでいきたい。
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