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オールドファッションカップケーキを大宣伝する。

 ※10/4編集しました。

 某ドラマの実況ツイートを追ってたところ<ドラマ
って脚本が大事なんですね……>というツイートが流れてきた。

 まぁファンクラブ動画とは違うからな……と老婆は思った。

 本当に良かったドラマは何十年経っても忘れないですよ。


 ドラマ『オールドファッションカップケーキ』はマンガ原作でありながら、ドラマオリジナルのエッセンスを上手い具合に散りばめている。

 元々ボーイズラブ漫画が好きで――それでも読んでいる作品は多くないが――それらを原作にしたドラマというのも告知や第一回目くらいはチェックしていた。それでこの作品の第一回目をYouTubeでチェックしたのだが。

すぐにTVerで2回目をチェック。

 沼にハマった!!という実感はないものの、3回目以降のストーリーは気になって仕方なかった。DVD発売は9月末。

 いや待てねぇ。待てねぇよ。

 FODでは全話観られるというので、数ヶ月前に解約したFODに再登録。

 そしてイッキ観する前に原作コミックスを出先にあったアニメイトで購入。

原作は大洋図書より出版

 原作を繰り返し読んで(原作の感想はまた後日書こうと思う)、全話ノーカット配信しているFODで第一話からイッキ観。そして1日挟んでもう一度イッキ観。

 中年の危機の芽すら早々に刈り取ったような、諦観した39歳、野末。彼の部下、外川は彼の人生をそっと救いながら、野末を死ぬ気で口説いていく。

 ドラマの終盤、原作にはないオリジナル展開を大胆に入れている。吉井怜さん演じる桐島部長がビールを飲んでる向かいで、堂々と◯◯◯を食べている野末――ここからラストシーンまで。この改変すごいな、と語彙力を失いながら脚本家の慧眼を見た。彼らのストーリーに新たな意味を重ねている。ラブストーリーでありながら、見事に《野末ルネサンス》になった。

 昨今、ひたすら体力的省エネ生活を心がけている自分には<ささやかなことでいいから新しいこと、挑戦をしてみよう>と思わせるドラマだった(もちろん財力体力の問題はありますが)。

 原作はまだまだ続いているので、シーズン2とか、映画化とか望んでしまいますね~。個人的に吉井怜さんが最高だったので『withカプチーノ』の野末と桐島の会話を実写化してほしいと思ってしまいます。


 



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