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若い女の子をかわいいと思うようになったのは

土曜日の朝、わが家の子供達はテレビに釘付けになる。

チコちゃんの再放送からはじまり、おしりたんてい、少年アシベ、Eダンスアカデミー、そして「すイエんサー」。

このすイエんサー、現在はいとうあさこと元うたのお兄さんである横山だいすけがMCをしている。土曜日は再放送だが、土曜日にしか観たことがない。

これがなかなか面白い。

つい子供達と一緒に観てしまう。

すイエんサーガールズ(通称、すイガール)達が様々な実験を重ねる。専門家にヒントをもらいながら最終的に科学的な法則を発見、成功する。

内容も面白いが、この「すイガール」達がかわいい!

毎回3人出てきてメンバーは変わる。

10代と思われる女の子達は、アイドルのような正統派のかわいさを持っている。

オーバーリアクションでキャピキャピとした彼女達を見ていると応援したくなってくる。

きっと同世代であればそうは思わなかった。

若い女の子を見てかわいいと思うようになったのはいつからなんだろう?



中学生の頃、同世代の男の子達が夢中になっていたのはモーニング娘。や鈴木あみ。

当時の鈴木あみの男子人気はすごかったな。
モー娘なら安部なつみ。

私はその頃ジュディマリのYUKIちゃんが大好きだったし、charaやcocco、圧倒的な存在感でデビューした椎名林檎、短い前髪が印象的なクラムボン原田郁子なんかに憧れた。

その後も浜崎あゆみや倖田來未などギャル系には目もくれず、エビちゃんや押切もえが一世を風靡した頃にもaikoのアメカジっぽいファッションや、木村カエラのころころ変わるショートヘアがかわいい!と思っていた。

女らしさを前面に押し出すタイプが苦手だった。

なぜだったのだろう。

今なら絶頂期のあゆや倖田來未の、人気者だからこそアンチがいたり、売れっ子ならではの孤独もあっただろうと想像できる。

エビちゃんや押切もえの美容に対する努力もおそらく想像を越えるものなんだろう。

想像力が足りなかったのか。

あとは同世代だからこそ、同じ土俵に立っているような気になっていたのかもしれない。(厚かましすぎる!)

自分が苦手とする部分、女らしさを惜しげもなくふりまく彼女達を素直にかわいいと言えなかった。

今ならきっとかわいいと言うだろう。私はいつの間にか土俵をおりていた。

簡単に言うと年をとったのだ。



すイエんサーを子供達と一緒に観る。

キャピキャピした「すイガール」達。

みんなかわいい。素直に応援したい。そんな自分が少しだけ誇らしい。そして心底ホッとしている。

年齢を重ねるほどに、素直でありたい。

人の良い所をまっすぐにほめられる自分でいたい。

なんて軽やかなんだろう。年をとるのもすてたものじゃない。


明日は土曜日だ。すイエんサーを観よう!








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