長男の絆創膏/おかあさんはハッピーみたいな顔だ
子供の言葉にはっとすることがある。
先日、痛みに弱い長男が膝に擦り傷を作って帰ってきた。
小学校三年生の長男。彼にとって絆創膏はおまじないのようなものだ。どんなに小さな傷でも貼ることで安心感がえられる。それはもっともっと小さかった頃から変わっていない。
今回の傷口は絆創膏めいいっぱいの大きさだったので、剥がすときに痛がらないかと心配になった。
夜、お風呂から出ると絆創膏にすこし血が滲んでいる。「貼りかえようか」と言うと長男は頷いた。
この「絆創膏を剥がす」行為を痛い