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スウェーデンで開催された国際会議に行ってきました

スウェーデンのウーメオ大学で開催された国際会議MDAI2023(The 20th international conference on Modeling Decisions for Artificial Intelligence)に参加し、1件の講演とそれから座長を務めました。カバー写真はバンケットの前に撮った集合写真です。人工知能関係の国際会議ですが、ヨーロッパは女性の研究者も多いです。

スウェーデンがどんな国か、あまりイメージを持っていない人が多いと思います。私も2015年に1度訪れているのですが、あまり印象がありませんでした。しかし、今回はほんとに「先進的な国だなぁ」と思いました。

先進的な国です・・ジェンダー平等

ジェンダー平等に対する意識がとても進んでいます。なんと、トイレが男女で別れていないのです。みんな個室。たしかに、全員のトイレを一緒にすれば多様なセクシャリティのトイレ問題はこれで解決するわけですが・・・。
しかも夏休み中だったので、大学トイレは個室の半数以上を閉鎖。掃除の手間を省くための合理的な措置なんですが、学会参加者がたくさんいますので、トイレでは男女混じって並ぶという・・・、これには慣れることはできませんでした。

そもそも男女平等に関しても相当に進んでいて、既に1970年代から男女平等政策に基づく様々な制度を設けてきたのだそうです。お蔭で専業主婦はほとんどおらず、ほとんどが共働きだそうです。

ウメダーレン彫刻公園の現代アート

ほとんどキャッシュレス

スウェーデンの通貨はスウェーデンクローネです。EU加盟国なのにユーロじゃない・・・。日本でかなり悪いレートで両替して行ったのですが、実は現金は全く必要なかったです。バスも有料公衆トイレさえも、全部クレジットカードで決済。むしろ「現金は使えますか?」と聞かないといけないくらいです。

コロナ対策は「信頼に基づき制限しない」

スウェーデンがコロナに対して特段制限を設けなかったのはニュースでも報道されていた通り。おそらく感染者・死者がたくさん出たと思いますが、現在は治まっているようです。マスクをしている人はいません。

人が優しい

スウェーデンの人々は穏やかで優しい印象でした。レストランで隣のテーブルから話しかけてくれたり、道を尋ねると親切に教えてくれたり。

ちなみに世界の幸福度ランキングではスウェーデン7位、日本は47位。

コロナ対応や、ジェンダー平等など、本当に日本とは真逆なメンタリティの国だなぁと思いました。特にジェンダー平等についてはスウェーデンに色々学べそうです。

手前がマジパンで包んだケーキ マジパンをよく使うようで、スーパーでもマジパンシートがたくさん売っていました
ブルーベリーとオートミールの素朴なデザート 味はGOODです!

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