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幸せになる100の言葉

幸せを導くTAOの言葉

早島妙聴("序文"より)

人間の幸せって、いったい何なのでしょうか。  どんな人生を生きることが本当に幸せといえるのでしょうか?  人類はこの「幸福」について長い間考え、研究し、書かれた書物は古来から沢山出版されてきています。 

人間として生まれて、そして優秀な頭脳を持ち、社会性をもった私たち人間は、当然野生動物よりは、ずっと幸せな人生を生きられるはずである、そう思えます。そのために私たちは複雑な思考をする頭脳を与えられたのだと。ところが実際のところは、働き盛りの人生真っ盛りの人々の間に鬱病が増え、自殺がなかなか減ってはいません。そして価値観が多様になったことにより、この複雑な社会を生きる現代人が皆、幸せそうな顔をして生きているだろうかと考えると、どうもそうなってはいないのが現実のようです。

早島天來大先生はそんな私たちに、 「もっと楽しく生きてゆきなさい。この広大な宇宙は、世に命を享けた者、誰もが幸せになるように、この世の中に君たちを生み出してくれたのだから。そんな難しい顔をするな。 笑ってみぃ。」

そう優しくおっしゃってくださいました。 

そして、人間社会の中で、人は成長するために苦労をして苦しんで生きるものであり、成長し、人生に成功したものだけが幸せになれる、という考え方でなく、天地自然に生かされた私たちが小さな命を、精一杯、元気に楽しく生きてこそ、最も幸せで、充実した人生が生きられるのだ、というTAOの真理を、私たちに伝え続けました。 無為自然に天地自然に添って生かされてゆけば、人は誰もが幸せに生きられる、ということを人生をかけて伝え続けたのです。