QAエンジニアの"やりがい"
この記事は、OPENLOGI Advent Calendar 2024 18日目の記事です。
前の記事は akabeさん の「ガンマ分布に基づく発注計算」でした!機械学習エンジニアの頭の中がわかる(数式がたくさん!)良アイデア記事なのでぜひ読んでみてください。
はじめに
株式会社オープンロジでQAエンジニアをしていますhonaminです!
2024年、皆さんにとってはどんな一年でしたか?しばらくお休みしていたコミュニティに参加してみたり、オープンロジへ転職したりしていた私にとっては「再スタート」の一年となりました。
ここ数年のうちに「QAエンジニア」の認知はだいぶ広まったのでは、と感じています。2010年台は「QAエンジニア?ああ、テスターのことね」と返されることが多かったように思いますが、今では「QAエンジニアって品質保証のプロだよね。うちの会社も募集してるんだ!」とよく聞くようになったというのが私の体感です。
ですが「QAエンジニアって何をしている人なの?」という部分についてはまだまだ暗黙知の部分も多いです。会社によってまちまちだよね、という通説もありますし、会社内ですら何をやっているかよく分かられていないことも多いと感じます。本記事では「QAエンジニア」が感じる"やりがい"を日々のお仕事の様子を通じて伝えられればと思います。
こういう時に"やりがい"感じています
ひたすらなテスト実行
誰かが作ったテストケースを眺めてテスト設計時の思考を追う
「テスト項目1,000もあるじゃん!いつ終わるの!」「テストプロセスの中でテスト実行が一番めんどうで嫌いです」なんて口では言いながらテストが始まるとなんだかんだ楽しんでやってしまう(ただし炎上プロジェクトは精神的に来るので除く)
テスト項目に書かれていないことをやって不具合を発見しちゃう(ボタン連打・ブラウザバック・同時操作など)
この項目絶対手動じゃできんやんけ!ってやつを見つけて家で一人で地団駄を踏む※やりがいです
いつもは1人でもくもくのテストだけど、誰かとワイワイ一緒にやる
納得感のあるテスト設計
エンジニアやPdMと設計資料について深く議論して、新しい観点や漏れていた点が見えてきたり、いらない観点を削ったりしてブラッシュアップ
テスト設計から仕様の漏れなどに気づいて機能実装前(もしくは実装中)に仕様に反映してもらう
影響範囲の一覧化、デシジョンテーブルなどを用いた仕様の整理などを通して、求められる網羅性だと納得できる。何度も設計資料を見返しちゃったりする
見晴らしがいいテスト計画
テスト計画段階できちんとステークホルダーにレビューしてもらえる(テストのことはQAにお任せとならない)
計画中に変更があった場合、計画も追従している。そのプロジェクトの話をするときに常にテスト計画もセットで開発チームが考えてくれている
「テスト計画読んで全て(?)理解した」と言ってもらえる
気づきを得られる不具合分析
不具合の傾向が実際のデータとして見えてくる
どこで混入したのか、どうしてテストで防げなかったのか、今後起こさないためにどうすればいいのかをエンジニアと議論する
泥臭いテスト自動化
終わらない実装※やりがいです
終わらないメンテナンス※やりがいです
たまに見つかるリグレッション観点の不具合
「リグレッションテストがあってよかったね!」と言われる
開発チームとの二人三脚
ワンチーム感がある
テストや仕様についてメンバーと議論ができる
「不具合見つけてくれてありがとうございます!」と言ってもらえる
インプロセスQAとして開発チームに入り込んで要件定義からテストまで全て関わった機能(プロダクト)がリリースされる
安心感のあるQAチーム
話をしっかり聞いてくれる人が多い
気を回せる人が多い
トゲトゲしている人、エモーショナルがすぎる人が少ない
圧倒的心理的安全性の高さ
おわりに
皆さんのやりがいもぜひ教えてください!そしてオープンロジのQAチームでやりがいを一緒に感じてくれる人を絶賛募集中です!泥臭い自動化を私と一緒にやりましょう!!!
2024年も大変お世話になりました。
2025年も高品質な1年にしてまいりましょう!