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細胞の鼻

細胞には鼻がある、って話を書きたいんだけど。
書き始めるとまた考え込んでしまって、なかなか書けない。

鼻があって、においが濃い方を判断して、そっちへ動いていく細胞がある。

例えば僕たちの白血球が、
「あ、こっちが濃いかな?」
と判断して動き始めるところは、顕微鏡で1分以内ぐらいで観察できるとても速い反応だ。

見てると、
「あ、今この細胞、考えて、判断したんだな」
と感じられて、とても心ひかれる。

これはバクテリアのやり方とまったく違う。

バクテリアは、濃さの「時間的な変化」を感じて、濃い方向を判断する。
僕たちの白血球は、濃い方向を「空間的に」直接感知してる。

ここがおもしろいと思うんだけどね。

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