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4月第3週 今週のおすすめ「本の話」 5選!

今週は文春文庫から、貫井徳郎さん『神のふたつの貌』、河合香織さん『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』、永瀬隼介さん『最後の相棒 歌舞伎町麻薬捜査』の文庫解説をお届けです!

また、堂場瞬一さんによる『父を撃った12の銃弾』評や、文庫化が話題の姫野カオルコさん『彼女は頭が悪いから』の書評がウェブオリジナルで登場です。

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★「宗教とは何か」という大きな問いに向き合う長い旅

――神の声が聞きたい。
牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を血に染める殺人者への道だった。

 本作品は“神の沈黙”という壮大なテーマに挑んだ、21世紀の「罪と罰」です。


★取材者の切実な思いがあったときだけ開く扉がある

 『選べなかった命』は、2019年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞と第十八回新潮ドキュメント賞を受賞しました。

 その女性は、出生前診断をうけて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった――。多くの当事者の声に耳を傾けながら選ぶことの是非を考える。


★リアルとフェイクが絶妙にブレンドされた警察小説

 圧倒的な実力と覚悟を持つカリスマ刑事・桜井の後を追い、闇社会と関わりつつ頭角を現した新人刑事・高木。新宿・歌舞伎町を舞台に展開される命がけの麻薬捜査で、暴力団幹部殺人事件の真相に迫る! 

 刑事たちの生き様が熱い、本格警察エンタテインメント小説です。


★堂場瞬一が『父を撃った12の銃弾』(ハンナ・ティンティ 著)を読む

 本作品はアメリカ最高のミステリーに与えられる、エドガー賞最優秀長編賞最終候補になりました。全米の書評を絶賛の声で埋めつくした、少女と銃と父と、いまは亡き母の物語を、作家堂場瞬一さんが読みます。

 鮮烈な青春小説と美しい自然の物語を完璧に融合させ、みずみずしい感動を呼ぶ傑作ミステリーです。


★わたし達は皆、頭が悪いから

2019年に上野千鶴子さんの東大入学祝辞や、様々な媒体で取り上げられ話題となった『彼女は頭が悪いから』。ついに文庫で登場です! 「本の話」では佐藤知一さん書き下ろしの書評を公開しました。

単行本刊行時に行われた、姫野カオルコさんのインタビューはこちら。


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 本の話では「読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア」として、書籍にまつわる記事を配信しています。

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