河合香織

五輪を開催することの是非と既に開催された五輪を楽しむかどうかは別問題か

五輪を開催することの是非と既に開催された五輪を楽しむかどうかは別問題か

7月27日(火) オフィスリニューアル中の仮オフィスにて、あとがき届いた11月刊の入稿前整理、webの対談原稿整理して予約投稿、12月刊単行本の企画書あげなど。 今月発売した西井開さん『「非モテ」からはじめる男性学』に対して、大物フェミニストから編集部宛に献本リクエストあり。興味持ってもらうのはありがたいが…、恍惚と不安二つ我にあり。 身近なところでコロナ陽性者あり。正確に言うと、陽性者の方の濃厚接触者と、一歩間違えればわたしが濃厚接触者になりそうだったという。 本日

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井田真木子没後20年イベントやります

井田真木子没後20年イベントやります

7月19日(月) Twitterで話題になっていた藤本タツキ「ルックバック」。朝、通勤電車が神保町駅についても読み終わらずドトールへ。 本日7月19日は、大宅賞受賞作『プロレス少女伝説』などで知られるノンフィクションライター井田真木子の誕生日。没後20年でもある今年は、お盆の8月15日にこんなイベントをやります。 以下、告知文を貼り付けます。 2001年に44歳でこの世を去った井田真木子。『プロレス少女伝説』『同性愛者たち』『小蓮の恋人』『十四歳』『かくしてバンドは鳴

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選択できる幸と不幸

選択できる幸と不幸

壮絶な一冊を読んだ。 概要はもうこの表紙のとおりで、 冒頭には すでにこの世に生を受け、そして生後三ヶ月で亡くなった子ども。生まれ、死んだ我が子を「出産するか中絶するかを自己決定する機会を奪われた」とはどういうことだろうか。 とある。 ダウン症の子どもを持たない、出生前診断を受けたことのない分際にして 生意気にもこの母親に怒りを憶えた。 そして早くも、そのことを後悔した。 この訴訟を起こした母親、光の言葉がわかりすぎて。 「決断というのは、迷って迷って、崖に

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ロシアンブルーと読書 -13日目-

ロシアンブルーと読書 -13日目-

今日の2冊だわん! ①河合香織「分水嶺」 ②比嘉康雄 「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」 33冊目 河合香織「分水嶺」正直言って、生きている間にこのようなパンデミックを経験することを予想していなかった。 「公衆衛生」「疫学」を専門に母性保健を研究してきた。この本に登場する方々も、顔が見えている。 尾身先生、ほんとうにおつかれさまです。 まだ何も過去になっていない。だからこそ、このような記録が残される必要がある。 34冊目 比嘉康雄 「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」1975

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圧倒的な「命」の重み―書評『選べなかった命』河合香織

圧倒的な「命」の重み―書評『選べなかった命』河合香織

 こんにちは。ちいさなへやの編集者です。今日は、河合香織の『選べなかった命―出生前診断の誤診で生まれた子』の書評を書こうと思います。3分以内で読めますので、どうぞ最後までお付き合いください。  わたしは会社の同期との昼食のさいに、おたがいが読んでいる本の話をすることがあります。この本も、その同期の話を聞いていて、読んでみようとおもった一冊でした。  出生前診断については、さいきんまで、ほとんどなんの知識ももってはいませんでしたが、2か月ほどまえに、日本産科婦人科学会の認定

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読み応えたっぷり。コロナ禍が終息した後の「検証」に向けての記録として重要な一冊であることは間違いないです。:読書録「分水嶺」

読み応えたっぷり。コロナ禍が終息した後の「検証」に向けての記録として重要な一冊であることは間違いないです。:読書録「分水嶺」

・分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議 著者:河合香織 出版:岩波書店 昨年2月の専門家会議の発足から、7月の廃止までを取り上げた作品。 この時期のことは先に西浦先生が整理されてましたが(「新型コロナからいのちを守れ!」)、アドバイザリーボードのメンバーの視点、データ解析のプロからの視点から描かれた西浦作品に比べて、本書はより専門家会議のコアメンバー(尾身、脇田、押谷等)の視点を中心に描かれています。 厚労省を中心とした官僚、政府、自治体等の動きや意見も踏まえながら、

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4月第3週 今週のおすすめ「本の話」 5選!

4月第3週 今週のおすすめ「本の話」 5選!

今週は文春文庫から、貫井徳郎さん『神のふたつの貌』、河合香織さん『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』、永瀬隼介さん『最後の相棒 歌舞伎町麻薬捜査』の文庫解説をお届けです! また、堂場瞬一さんによる『父を撃った12の銃弾』評や、文庫化が話題の姫野カオルコさん『彼女は頭が悪いから』の書評がウェブオリジナルで登場です。 ◇ ◇ ◇ ★「宗教とは何か」という大きな問いに向き合う長い旅 ――神の声が聞きたい。 牧師の息子に生まれ、一途に神の存在を求める少年・早乙女。

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「国産ワクチン」はできるのか? トップ研究者連続インタビュー

「国産ワクチン」はできるのか? トップ研究者連続インタビュー

政府が「来年前半までに全国民分のワクチンを確保する」と宣言する中、国内でのワクチン開発に期待が高まっている。いつできるのか?  副作用は? トップ研究者たちによる開発の最前線を巡ると、いくつかの課題が見えてきた。/文・河合香織(ノンフィクション作家) 河合氏 「少しでも可能性を減らせたら」 政府は8月28日、来年前半までに全国民分のワクチンを確保することを目指すと発表し、これらの費用を今年度予算の予備費から充てる方針を閣議決定した。新型コロナウイルス収束の切り札だと期待

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読書感想文「新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」」  河岡 義裕 (著), 聞き手・河合 香織 (著)

読書感想文「新型コロナウイルスを制圧する ウイルス学教授が説く、その「正体」」  河岡 義裕 (著), 聞き手・河合 香織 (著)

 「本書は,これまでにわかって来たこと,分かっていないことを多くの人に伝えることを目的として企画された」。この企ては成功した。「感染症は病原体に曝されなければ感染を避けることができる」。そうであるならば,「有効なワクチンや抗ウイルス薬ができて,本当の意味でのウィズ・コロナ,ポスト・コロナの時を迎えるまで」,当たり前の感染症対策をやり続けるということだ。  語るのは,東京大学医科学研究所ウイルス感染分野教授の河岡先生。誇張もなく,分かりやすい。「多くの人が勘違いをしているのです

迫り来る医療崩壊 「命の選別」が始まる

迫り来る医療崩壊 「命の選別」が始まる

新型コロナウイルス患者への対応でひっ迫する医療現場。「高齢者から人工呼吸器を外すべきか?」。医師たちが直面する「究極の倫理」とは。/文・河合香織(ノンフィクション作家) 河合氏 医療資源は限られている 新型コロナウイルスの感染拡大により、医療はひっ迫しつつある。その要因のひとつは院内感染だ。 「今、私は自分のPCR検査の結果を待っています」都立墨東病院の最後の砦・救命救急センターの閉鎖が決まった翌日の4月22日、同センター部長である濱邊祐一医師は口を開いた。医師7人の

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