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文藝春秋×noteで募集した「 #読書の秋2020 」の審査結果を発表します!

noteの呼びかけで実現した「 #読書の秋2020 」読書感想文投稿コンテスト。期間内(10月14日~11月30日)には、総数で9581件ものご応募をいただきました!

文藝春秋からの課題図書は5冊。いずれも心のこもった感想文を寄せていただき、感謝いたします。

審査は担当編集者と本企画の担当者で行いました。感想文に甲乙をつけるのは本当に難しいことでしたが、下記の作品を優秀作に選ばせていただきました。優秀賞の方には、感想文を書いて頂いた書籍のサイン本をお届けいたします。

◇ ◇ ◇

『ファーストラヴ』島本理生

ファーストラブ

北川景子主演で映画化される本作には、自分と父親との関係、過去の恋愛などへの思いなどを綴った作品が多く見られました。

その中でも「りほ」さんの作品は、教育実習で行った学校の保健室のシーンが印象的でした。読んでいる人を、その場所に連れて行ってくれる文章の力を感じました。

優秀賞 りほ さん


『横道世之介』吉田修一

横道

吉田修一さんの長年のファンであるという方からの作品を多くいただき、『悪人』『怒り』などと比較して感想を書かれる方が多いなか、「みやうち」さんの感想はご自身の体験と率直な思いが書かれています。

世之介と一緒に、こうなりたい自分とその後の未来を思い描かれているのが魅力的でした。

優秀賞 みやうち さん


『革命前夜』須賀しのぶ

革命前夜

クラシック音楽に詳しい方や、ドイツ留学の思い出に引き寄せた作品などが多く見られました。YouTubeのURLを貼り付けた作品もあり、これもnoteならではの寄稿だと思いました。

「eri」さんの作品は、ご自身の「気づき」を素直に書かれているところが好印象でした。その「気づき」がご自身のを新たな可能性の扉を開けているように感じました。

優秀賞 eri さん


『満月珈琲店の星詠み』望月麻衣

満月コーヒー

桜田千尋さんのイラストとのコラボが楽しい本作には、そこに惹かれて手に取ったという感想を多くいただきました。

その中で、もともと占星術に興味があったという「Sanitary」さんが「結構真面目に運命的に出会った」とその理由について懸命に伝えようとする文章が好ましく、他作品との違いを感じました。

優秀賞 Sanitary さん


『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

セレブ犬

本作には90件を超える応募をいただきました。そして、いずれも共通していたのは、「若林さんへの愛」です。ラジオのリスナーの方(リトルトゥース)も多くいらっしゃいました。

それぞれの愛情の伝え方があると思いますが、「えんぴつロケット」さんの投稿は、「おっ!」と思わせる書き出しの良さと、作品の構成力を評価いたしました。

優秀賞 えんぴつロケット さん


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note公式による「読書感想文投稿コンテスト #読書の秋2020 開催レポート」の記事はこちらからどうぞ!


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