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鈴木さんですか?(2005年07月21日)

2005年07月21日 記

「担当させてください」というスパムメールがよく来る。なにを担当したいのかなぁ。まだ開いたことがないので(これからも開けるつもりもないが)、中身はよく分からない。うちだったらそうだな。まず家事を担当してください。食事もよろしく。あ、ついでにお風呂の掃除もお願い。あと最近エアコンの効き具合が悪いので、フィルター掃除もお願いしたいな。最後に子どもの相手を担当してください(夏休みなので)。こちらは週1回ぐらいでいいです。担当してください。

 スパムもそうであるが、自宅で仕事をしていると怪しい電話もよくかかってくる。ここのところ多いのは、間違い電話を装って、相手の名前を聞き出す、というやつ。今日も一件あった。だいたいそういうのは始めに「鈴木さんのお宅でしょうか?」と当たり障りのない苗字を言ってくる。で、たいがいこちらは違う旨を告げて、自分の苗字を名乗ることになる。そうなると「あ、すいません、間違えました」と言って向こうは電話を切る。

 だが今日のはなんか妙な感じで、こちらが「違います」と答えると、今度は僕の苗字を言ってきやがった。おそらく不慣れなアルバイトなんだろうなぁ。リストの順番を間違えたか。こちらが「はぁ?」とか答えると、あわてて「間違えました」と言って切ってしまった。いや、間違えてないじゃん。それにしても苗字集めに何の意味があるのかは不明。苗字と電話番号をセットにして、誰かに売ってたりするのだろうか? 今日はいい苗字が集まったなぁ、などとほくそ笑んでる人たちがどこかかにいるのかもしれない。今度かかってきたときは、「鈴木さんですか?」と聞かれたら「はい」と答えてやるつもりである。ちょっとは話が弾むかもしれない。

2024年03月27日 付記

「鈴木さん?」電話はその後、かかってこなくなった。とはいえ家の電話には相変わらず、いろんな迷惑電話がかかってくる。一時期多かったのは、不用品(あるいは貴金属)の買い取り。それからリフォーム。まったくもって迷惑なので、今では、家電の呼び出し音を切っている。とっても快適。電話セールスというのもいい加減、消滅してもいいと思うのだが、なかなかなくならない。いまではもっぱら高齢者宅や企業などに、かかってくるらしい。電話をかけてくるのは、たいていアルバイトの若い子たち。そんな仕事はさっさと辞めて、まっとうな仕事に就きなさい、と説教したくなる。そうした若者たちを食い物にしている輩がいることが、一番の問題。

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