差別はダメだけど、排除は正当化される社会の狭間で
ーーイジメはダメ
ーー差別反対
そんな社会の中で『特別支援』という形で排除が正当化されている。とはいえ、私自身、教育の在り方について語るほど詳しいわけではなく偉そうなことは言えない。
今日は「障害者の親視点」で、円滑に進まない日本のインクルーシブを語ります。
国連が日本政府に勧告!
『インクルーシブ教育』と聞くとあれこれ考えが浮かびます。それだけ、私の中に思うことがあるのでしょう。
本年の8月、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で国連が日本政府に勧告を出しました。「障害のある子どもにインクルーシブ教育の権利を」と…。
大きな出来事のはずです。障害者の親としては、世界から向けられた、その言葉の思いに胸アツです。
ただ、今の日本社会に国連が提示するインクルーシブ教育を取り込むいことは難しいのでは…。むしろ、この国で障害児育児をしながら『辞めて欲しい』とさえ思ってしまう。
同調圧力の強い日本社会の上に、世界が提示するインクルーシブ教育なんて導入されたとしたら、どうだろう。児童は元より、私たち障害者の親も混乱することでしょう。先生もでしょうし、もっというと定型発達児やその親までもが口を閉ざさずにはいられないでしょう。
なぜか。
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