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ともに学ぶ

昨晩は友人たちとオンラインで勉強会をしていた。
『日蓮の手紙 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)』を用いている。

祖師の言葉を読み、その訳をみて考える。
その中で訳がおかしい部分を見つけ、なぜそう訳してしまったのか?を考える。

遺文中の仏教の悟りに関する引用が、本文で何を言いたいのかを考えたりする。

昨晩はかなり有名な遺文(忘持経事)であった。当たり前に読んでいたもの、法事のあり方にもつながる部分でもあり、読み込むことで驚く個人的発見があった。
仏陀の本意という言葉を原始仏教と訳しているが、ここでの意味はむしろ法華経ではないのか?とか疑問が生まれた。また、富木常忍を前半はディスるが、後半は長旅の苦労を想像し、褒め、法要・供養に対して富木氏が歓喜することが、母親の成仏と関わることになり、同時成仏の強調につながっている。同時成仏の視点は引用文との関連から見えてくる。法事のあり方をもう一度考え直す必要すら感じた一時であった。

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