ただ暴力ではなく

ニュースはウクライナの件でいっぱい。ただ我々が出来ることはほとんどないのかな?と思う。願うことは確かに大事だが、ある意味で無力でもある。

ただ、この事実をしっかりと見る、そしてそこから自分たちはどうあるべきなのか?と考えるべきだと思う。国とは平和とは人権とはを改めて考える機会にし、何ができるか問うのは大切だとおもう。

同時に島国でありロシアの隣国であり、アメリカの同盟国である日本は、このような状態にならないとは言い切れない。とすれば、プーチンのような指導者の心理状態やそれを許す国情を分析し、そうならない努力も必要だろう。

そのためには、過去に学ぶも大切だと思う。ウクライナが併呑されるかは、わからないが、併呑されてあきらめないだろうな…とは思う。テロやデモが頻繁に起こり多くの血が流れるかもしれない。

そんなことを考えていたら、一冊の本が目に入った。

『ヴァーツラフ・ハヴェル『力なき者たちの力』 2020年2月 (NHK100分de名著)』

プラハの春でワルシャワ条約機構軍の介入されたチェコスロバキア。その中で弾圧された劇作家であるハヴェルはこの文章を書き、地下で秘密で人々に見せていったものだ。

暴力による反発でなく、言論をもちいての反論。法を守りつつも収監されたりもしている。それはあたかもカンディーの運動にも似ている。正直に勇気を持って行っている。それは生半可な勇気ではないし、イデオロギーに巻き込まれず。疑問を呈していく。それは当時の西側諸国いまの資本主義国のあり方にも疑問を投げかけている。

答えを渡してくれてはいない。むしろ問うことで考えることを促している。イデオロギーに踊らされてるのでなく、忖度するのでもなく、問い自ら考えることはもの凄く大切なことだと思います。

それは、今後ウクライナがどのような状態になっても国民は考えなければならなくなるのでは?と思いますし、現代日本はどうであろうか?私はどうであろかとも考えてしまいます。

今後の考えを深め、見直しを促す一冊です


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