見出し画像

生老病死を考える

過日、オンラインで庄司進一『生・老・病・死を考える15章 (朝日選書)』

を読むのワークショップを行った。今回は「老」として「家族の意識障害の状態が1年つづいている」という設定で話し合うものであった。最初は積極的治療を行う?行わない?という問いであったが、休憩後はあなた自身が余命宣告を受けた状態ではどう判断するか?を問うた。

最初の問いは、参加者の多くは治療を行いたいとの意見であったが、後半はさまざまな理由から異なる結論がでてきました。

そこに見えるのは、経験や価値観から出てくる多様性だと思う。おだやかな時間ではあったが、参加者はよく考え話してくれたと思う。

コロナ禍だから始まったオンラインではあったが…2ヶ月に一回行ってきたので、このワークショップ、すでに1年半を超えた。本は15章仕立てで10章については話し合ったと言える。残りは5章となった。

立ち止まって、考える。人の話を聞き、ストライクゾーンを増やす。そこから自己の死生観を見直してきた。対話の力を感じる一時だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?