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教養としたたかさ

過日、読み終わらせたヤマザキマリさんの『たち止まって考える』があまりにぐっときたので、

を読んだ。前作でのバランスの良さは、このような人生遍歴から生み出されたのだとわかると考えさせられる。

出口治明さんも書いているが、本、旅、人で人生は豊かになることがよくわかる。

机の上だけで得られるものでない。人生で転んで、失敗する。実はそれは、後になると貴重な経験になり、人に話したりするネタになる。

それは親のあり方、教育による。破天荒な教育なんだけど…

みんなが右だから右となりやすい我々に、それで人生楽しい?と問いかけられている感覚になります。

読んでいて感じるのは、出口治明さんもですが、教養とは、知識を得て、自分で経験して始めて得られるものであることがわかります。自分を歴史や地理の視点で冷静に客観視する。

どこでも生きていけるしたたかさ、やわらかさ…何しろ凄いと感じた一冊です。

個人的には、今年読んだ本では一番の一冊かな?

いつか、子供に読んで貰いたい一冊です。


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