土手の伊勢屋

日本堤の土手通りを
散策していたら、
風情ある建物の前で
大勢の人が並んでいる。
天麩羅の伊勢屋だ。

創業は明治22年、
戦火を免れて128年。
当時と同じ建物で
隅田川支流土手にある
穴子専門の天麩羅屋。

列の最後尾について
待つこと1時間半。
ようやく天丼にありつく。
サクッとした食感と
濃い口のタレが垂涎。

水槽の穴子の朝〆の
大きな天麩羅がでん、
海老の天麩羅も旨い!
待った甲斐のある、
食べ応え十分の天丼!

揚げるのは4代目の
若林喜久雄さん。
厨房で黙々と仕事。
店は気っぷのいい
女将が仕切る。

店内は大きな柱時計、
昭和の色濃い
サッポロビールや
伊勢谷商店のポスターで
老舗感がたっぷり。
たった一品で大満足、
また寄せてもらうぜよ!