弁護士バッジ

不条理だと思うことが
身に降りかかったとき
弁護士に頼ることになる。
難関の司法試験に合格し、
司法修習を終えると
晴れて弁護士になる。
弁護士記章が貸与される。
弁護士バッジである。

弁護士バッジは純銀製で
金メッキが施されているが、
本人の希望によって
純金製も交付される。
金色に輝く弁護士バッジは
職務を遂行する場合、
必ず携帯しなければならない。
唯一の身分証明手段である。

弁護士バッジの外側は
ひまわりの花が表され、
正義と自由の意味があり、
中央にははかりが彫られて
公正と平等の意味がある。
裏側には弁護士一人ひとりの
登録番号が彫られている。
職務の重さが尊ばれる。

弁護士バッジは上着の左襟の
ボタン穴に付けることが多いが、
女性用には穴がないことも多く、
昨年末からネジ留め式から
ピン留め式に変更された。
和服の弁護士もいるし、
沖縄はかりゆしのこともあり、
服装にとらわれないのがいい。

弁護士にはいい人間だけでなく、
悪徳弁護士もいると聞く。
クライアントの言いなりでは、
よい弁護士とは言えないだろう。
僕は仕事がピンチの時に
幾人かの弁護士に助けてもらった。
みな、正義と自由、公正と平等を
全うする素晴らしい弁護士だった。