New Year Concert

ニューイヤーコンサートと言えば
ウィーンフィルハーモニーである。
元旦の放映が地震でなくなり、
6日にようやく聴くことができた。
いつものように華やかでリズミカル。

指揮はクリスティアン・ティーレマン。
身振り手振りがコミカルな感じで
操り人形のように動くこともある。
オーケストラを指揮しているのか、
動かされているのかがわからない。

でもオーケストラが奏でる音楽に
動かされるように指揮するから
とってもいいのかもしれない。
意志があるようで強くなく、
それでいてコントロールしている。

ヨハン・シュトラウスのワルツや
ポルカは思わず踊りたくなってくる。
バレエダンサーの優雅な舞いは
森の中のお城にぴったりだ。
美しさと華麗さに見惚れてしまう。

ウィーン楽友協会で聴衆がアンコール。
ヨセフ・シュトラウスの「旗手」、
ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」、
そして「ラデツキー行進曲」。
ティーレマンの指揮に合わせて拍手の強弱、
会場が一体となった楽しさは皆を笑顔にさせる。
ようやく、僕にとってのお正月がやってきた。
「ハッピー・ニュー・イヤー!」