U女子のタルトタタン

フランス詩の授業で
マラルメの代表作、
「半獣神の午後」の
読解に挑んでいる。

はなはだ難しく、
単語の意味を知っても
まったく訳せない。
イメージを抱いて挑む。

頭が痛くなった所で、
ティーブレイク。
U女子特製のお菓子が
いつものように供される。

今日は何とタルトタタン。
リンゴ菓子の最高峰、
練り込みパイの底生地と
林檎のガルニチュール。

リンゴは焼いて甘い紅玉。
これをキャラメリゼして
トロリとなるまで
煮詰めるのがU女子流。

底生地とガルニチュールを合体、
高貴なバーガンディ色で
豊潤な香りと優雅な味わい、
まさに頬が落ちるとはこのこと。

ホテルを経営する
タタン姉妹の失敗作が
タタンタルトの起源、
でもU女子のタルトタタンは
成功そのもののお菓子。
マラルメもびっくりだろう!