あやまちは愛される

「人間のあやまちこそ
人間を本当に
愛すべきものにする」
文豪ゲーテの言葉である。

今になってこの言葉を知り、
自分がこれまでどれほどの
あやまちを犯してきたか、
ひとつひとつ思い出す。

可愛いものもあれば、
思い出したくないものもあり、
耳が赤くなるほど恥ずかしく、
穴に入って隠れたい気がする。

しかしゲーテは人間は
あやまちを犯すものだといい、
あやまちを犯すことで
人から愛されるようになるという。

確かにこれだけの
あやまちを犯してきながら、
のうのうと生きてこられたのは、
許されたからなのだろう。

だからといって、
愛される人間になったのだろうか?
ただ反省を繰り返したことで、
少しは成長できたかも知れない。

ゲーテが言いたいのは、
あやまちを怖れずに
行動せよということなのだろう。
自分が信じることならば
あやまちは愛されるものだと。

行動しないよりも行動せよ。
あやまちを怖れず勇気を持って。