蝋燭は蜜蝋を

蝋燭の灯りが好きだ。

夏の夜などには

部屋の蛍光灯などを消して

蝋燭の灯りだけで食事する。


部屋の窓をすべて全開して

部屋に風を入れる。

電灯を消して暗いため

とても涼しく感じる。


このときの蝋燭は

できれば蜜蝋にしたい。

蝋燭の火が濃い橙色で

優しさをもたらせてくれる。


しかも蝋が蜜蝋なら、

燃やした蝋が垂れていかない。

すべての蝋を燃焼してくれる。

燭台が汚れることがない。


柔らかく暖まる火なので

冬も蜜蝋の灯りだけで

食事をするのがいい。

クリスマスなら尚さらだ。


ほっこりした気持ちになり

永遠の優しさを手に入れたよう。

シャンパンやワインを開け、

鶏のローストやケーキをいただく。


蜜蝋の灯りだけのディナー。

春夏秋冬、たまのハレの日に

やってみると、自分や家族の

生活に潤いがもたらされるのだ。