友人のリコーダー演奏

友人がオペラシティにある
近江楽堂で初演奏した。
習っているリコーダーを
先生のチェンバロ演奏で
立派に奏でたのである。

「たくさん間違えたけど
この音楽堂の音響が
素晴らしく良くて娘も
ママ、音がいいねって。
だから音だけ聴いて」

真っ赤なドレスで登場。
緊張しているのが伝わる。
曲はマルチェッロの
ソナタ第10番イ短調。
アルトリコーダーを咥える。

最初の音が難しかったが、
次第にリラックスしてきた。
バロック音楽の清廉さと
メロディの優雅さで
聴き惚れてしまう。

高音の伸びが素晴らしい。
低音の重厚感もいい。
気持ちよく吹いている。
多少の間違いなど
まったく気にならない。

演奏は動画で見たわけだけど
最終章を吹き終えたあと、
拍手をたくさんしてしまった。
いいものを聴かせてもらった。
ありがとう。