心温まる映画っていい!

リュートのやさしい音が

映画のシーンで流れる。

ヴィヴァルディの

リュート協奏曲ニ長調

第2楽章が心に残る。


映画はダイアン・レインの

デビュー作である

『リトル・ロマンス』。

14歳の彼女はとても可愛く

小さな恋物語が始まる。


恋物語に骨格を与えるのが

名優ローレンス・オリビエ。

口八丁のスリで詐欺師の男が

幼い男女に恋愛指南する。

その姿が実に矍鑠としている。


「ベニスの古い橋の下で

恋人同士がキスをすれば、

その愛は永遠のものとなる」

それを信じてパリから

ベニスへと旅をする3人。


誘拐事件と誤解され、

幼い恋人たちは無事に

キスを成就できるか。

オリビエの名演技と音楽で

とても愉しい映画となった。