おバカな男たちのゴルフ

中学時代の同級生4人が集まり、
高根CCで真夏の決闘を行った。
そのうちの一人が大学時代に
ゴルフ部主将を務めたため、
彼をハンデ0として4人は
ハーフで3枚もらって、
ホール毎にスコアを争った。

キャディさんが24歳と若く、
しかもスラッとした可愛い美人。
4人のテンションは上がりっ放し、
気合いの入ったショットを打ち合う。
俺こそ一番だとキャディさんに
認められたいと皆頑張るが、
力が入ればミスも増えてしまうのだ。

テンプラショットで大笑い、
大ダフリやチョロで大笑い、
アプローチもザックリで大笑いと、
ミスが出る度に大爆笑。
キャディさんも思わず吹き出し、
ウケればミスさえ嬉しいという
おバカな男たちのゴルフだった。

「今日は楽しかったなあ」
「キャディさんが冷えたおしぼりを
最初にキンちゃんに渡したとき、
『俺だけなの』って嬉しそうに言ったら、
『皆さんの分もあります』って」
「あれからキンちゃん、ショットが狂ったね」
プレーが終わった後まで大爆笑だった。