上がれ!熱気球

カリフォルニアの

パームスプリングスに

ゴルフの旅に妻と

出かけたときのこと。

熱気球に乗れるというので

朝早く出発地に行った。


巨大な袋が草原に広げられ

そばに小さなバスケット。

バーナーで熱した空気が

袋に送られみるみる膨らむ。

「ライド・オン」と声がかかり

バスケットに乗り込んだ。


操縦士はバーナーから火を出し

やがて熱気球は離陸した。

どんどん高く上がっていき、

下界の家々が小さくなる。

風に流されて丘を越え

川を見下ろし山を眺める。


ゴルフコースの上も通過、

プレーをする人たちが

小さな人形のように見える。

バンカー、池、グリーン、

模型のような感じで

眼下に広がっている。


ふわふわと浮かぶ

熱気球の浮遊感が堪らない。

プロペラやエンジンがない

静かな空の乗り物。

10日間くらいは楽々と

飛行できるらしい。


どんどん飛んで、アメリカ横断は疎か、

ヨーロッパまで行ってみたくなった!