オフィーリア

デンマークの王子、
ハムレット。
ハムレットの恋人、
オフィーリア。
若く美しい貴婦人。

「尼寺へ行け」と
ハムレットから言われ、
傷心の末に狂乱、
柳から小川に落ちた
オフィーリア。

小川の水に浮かぶ
オフィーリアは
歌を口ずさんでいる。
恋に破れた女性の
悲しい虚ろな愛の歌。

多くの画家が
オフィーリアを描いたが、
ジョン・エヴァレット・ミレーの
小川に浮かぶオフィーリアよりも
美しい彼女の絵はない。

オフィーリアは
どんな歌を歌ったのだろう?
ベルリオーズやサンサーンスが
彼女の死を曲にしているが、
ブラームスの「5つの歌」を
詩を読み聴いてみたい。