奇跡の歌声

国際的テノール歌手、
ベー・チェチョルさんが
甲状腺癌になってから
20年が経とうとしている。
奇跡的に声を取り戻し、
歌い続けている。

7年ぶりの日本公演。
韓国と日本の絆を思い、
韓国の歌を歌った。
やわらかくあたたかく
やさしさに溢れた歌声は
愛に溢れていた。

シン・ボンソクの詩、
「面影」は円を描くと
知らぬ間に愛する人の
顔になってしまうというもの。
シン・ギボクのメロディは
とてもロマンティック。

キム・ソウォルシ作詞の
「忘れられずに」、
ヤン・ヒウンの詩、
「愛、その寂しさについて」、
イ・ギチョルの詩の
「懐かしい思い」。

どの歌も日本語の訳が
歌う前に朗読される。
アンコール曲は老夫婦の
愛を歌い上げたもの。
心に染み渡ってきて
涙が出て止まらない。

歌い終わったベーさんは
天を仰いで十字を切った。
観客は総立ちで拍手と歓声、
韓国の詩と曲がこれほど
素晴らしいとは!
歌に国境はないのだ。