「だいやめしませんか?」

近所の桔梗さん夫妻が
最近はまっている
芋焼酎が鹿児島県
いちき串木野の濱田酒造、
「だいやめ」である。

桔梗さんは嬉しそうに言う。
「最初にライチの香りがして
最後にふっと芋の香りがする」。
「だいやめ」をいただくと、
確かにライチの香気が漂う。

濱田酒造ではインパクトある
香りの焼酎を生みだそうと、
鹿児島県産の薩摩芋を
独自製法で十分な香気を醸す
香熟芋を研究して誕生させた。

黒い瓶にダークグレーの
ラベルに大きな黒文字で
「だいやめ」と書かれており、
中央に小さい銀文字で
DAIYAMEのアルファベット。

「だいやめ」は鹿児島の方言で
「晩酌して疲れを癒やす」のこと。
いろいろあった一日も最後は
酒を飲んで明日の英気を養おう、
そういった食文化だそうだ。

濱田酒造は提案している。
「だいやめしませんか?
「Shall we DAIYAME?」と。
ライチの香りに包まれて、
今日も芋焼酎で乾杯だ!