えちぜん呑み鉄

恐竜列車で有名になった
えちぜん鉄道に乗って
姪っ子の友人の酒蔵に行った。
六角精二じゃないけど、
呑み鉄の旅である。

えちぜん鉄道は僅か2両の
超ローカル線で田んぼを走る。
車掌さんが若い女性で
可愛いユニフォームで案内。
地方から応募がある人気だ。

越前竹原という無人駅に
吉田酒造のお嬢さん、
営業部長の吉田祥子さんが
出迎えに来てくれた。
彼女の運転で酒蔵へ。

吉田酒造は二つの蔵があり、
今回は香港企業との共同出資で
一昨年設立した新しい蔵を見学。
吉峯蔵はワイナリーのような
とても綺麗な酒蔵である。

周りは五百万石の田んぼ。
家の田んぼや契約農家の米で
永平寺テロワールを生かした
素晴らしい酒造りをしている。
杜氏は妹の真子さんが頑張る。

道元禅師が永平寺を開く前、
雪深い吉峯寺で修業するが、
吉田酒造の新蔵の近くだ。
それ故吉峯蔵の名がついた。
酒造見学や飲み比べもできる。

酒造りの行程を説明してもらい
同時に見学して最後は飲み比べ。
吉峯蔵マルシェ「智」で
純米酒と純米吟醸をいただく。
どちらも抜群に美味い!

これからは特別純米ひやおろし、
「秋・あ・が・り」の季節。
自然農法自社栽培の山田錦と
白山麓の柔らかい雪解け伏流水で
静かに熟成させた純米酒。

クイクイ飲める切れの良い辛口。
越前蟹にぴったりの酒だろう。
ともあれ、いろいろ試飲できて
ほろ酔いのいい加減になった。
マジで呑み鉄オヤジになったのだ。